アズミラはアメリカの自然療法医が考案したプレミアムドッグフードです。
原材料を見るかぎり、一般的な無添加ドッグフードとあまり変わりがないようですが、ホリスティック医療に興味がある人からしたらいいのかもしれません。
アズミラのドライフードには2種類あり、そのうちのライフスタイルドッグフォーミュラについて詳しく紹介します。
Dr.ノブ
スピリチャルな話に拒絶反応のある方はおすすめしません。
タロ
目次
アズミラを選ぶに値するメリットやおすすめのポイントをピックアップ!
- 人工保存料・着色料・香料不使用
- グルテンフリー
- 肉副産物不使用
- ラム肉使用で低アレルゲン
Dr.ノブ
自然医療やホリスティックに興味のある方なら、自分の食べ物に添加物が入っていないか常に気にしていると思います。
そういう方なら愛犬のフードも添加物のできるだけ入っていないものを選びたいのではないでしょうか?
ワンちゃんは毎日同じフードを食べるだけに、添加物に問題があればその影響は人よりも大きくなりますからね。
アズミラには問題があるとされている人工保存料や着色料、香料などは一切使用されていません。
使用されているのは酸化防止剤として天然由来のミックストコフェロールのみ。
毎日食べさせても安心なフードです。
近年は、ワンちゃんでも食べ物によってかゆみや下痢の起こる食物アレルギーが非常に増えています。
アレルゲンとなる食品は多種多様なものがありますが、中でも小麦グルテンはアレルゲンとなりやすいものの代表です。
人では小麦は三大アレルゲンに数えられますが、犬においても小麦アレルギーの多さはあまり変わりません。
アズミラのドッグフードには、アレルゲンになりやすい小麦は不使用。
米やソーガム、丸麦などの穀物は使用されていますが、アレルゲンとなることは少ないものです。
なので、アレルギーが気になるワンちゃんにも比較的安心して食べさせることができます。
一般的なドッグフードには、コストを下げるために肉副産物(骨や内臓など。人が食べられない部分を含む)を利用して作られたミール(肉骨粉、肉粉などとも表記)類が原料によく使われています。
ミールはネットでは危険だと書かれることが多いですが、実際にはリスクはありません。

しかし、心情的に肉副産物が入っているものを愛犬に食べさせたくないという方も多いでしょう。
アズミラには公式サイトにて肉副産物を使っていないことが明記されています。
なので、安心して愛犬に与えることができます。
「あれ?ミールが使われている」と思うかもしれませんが、ミールといっても肉のみから作っているものもあります。
公式が肉副産物は入っていないと言っているので、この場合はラム肉のみから作れたラムミールと考えていいでしょう。
アズミラ ライフスタイルドッグフォーミュラには、動物性タンパク源として一般的なチキンやビーフを使わず、ラムが使用されています。
ラムは消化がよく、またアレルゲンとなりにくい食材。
アレルギー専用のフードでもよく使われているものです。
グルテンフリーと相まって、アレルギーの気になるワンちゃんに合ったフードと言えます。
上記以外にアズミラの公式サイトでメーカーがアピールしているポイントをまとめてみました。
FDA(米国食品医薬局)とUSDA(米農務省)の優良製品製造指針に基づいて製造
アメリカ産の人用高品質材料とニュージランド産のラム肉で製造
アズミラを選ぶ際に気になるデメリットや残念な点はこちら。
- ヒューマングレードではない?
- ライフステージ別になっていない
- やや価格が高い
Dr.ノブ
アズミラは人用高品質材料で作られていることが公式サイトに記載されています。
しかし、”すべての原材料がヒューマングレードである”とか、製品そのものを指して”人が食べられる品質”であるとのアピールされていません。
なので、ヒューマングレードの材料は使っているけれど、ヒューマングレードでない材料も使用されているという可能性が高そうです。
肉副産物が入っている心配はありませんが、完全なヒューマングレードではないと捉えておきましょう。
確実にヒューマングレードのフードを選ぶのならDr.ノブおすすめドッグフードから選びましょう。
アズミラ ライフスタイルドッグフォーミュラは全ライフステージ用のみ、単一のラインナップです。
栄養基準さえクリアしていれば全ライフステージ用でもOKなように思えますが、問題がないわけではありません。
成長期の子犬では成犬に比べて体重あたり2倍近くのカロリーが必要になります。
なので、子犬に全ライフステージ用で必要量を食べさせようとすると給与量がかなり多くなることに。
たいていの子犬は適応できますが、ときに食べ過ぎで吐いたり便がゆるくなる原因になったりします。
他のプレミアムドッグフードでも全ライフステージ用になっている製品は結構多いのですが、できればライフステージになっているのがベターですね。
無添加や原料の品質にこだわったプレミアムドッグフードなので、コストが高くなるのは仕方ありません。
ただ、同じようなプレミアムドッグフードであっても価格には幅があります。
アズミラは同様のプレミアムドッグフードの中では価格はやや高めです。
小型犬ならそれほど差は気にならないかもしれませんが、よく食べる中型犬以上では価格差がふところに響くでしょう。
安全で品質も高いアズミラ ライフスタイルドッグフォーミュラですが、口コミ評価はどうなっているでしょう?
まずは良い評価から。
すごい食いつきが良いというわけではなさそうですが、体調面の改善をコメントしている人が目立ちます。
次に悪い口コミ。
概して悪い口コミは少なかったです。
アズミラはプレミアムドッグフードとしての品質は問題ないもので、どんなワンちゃんに食べさせても満足できるものだと思います。
でも、公式サイトのQ&Aで食物アレルギーについて次のような記述があります。
A) アレルゲン検査で陽性判定されることの原因の大半は材料の品質にあります。
材料が新鮮で、最高品質で栄養価に富んでいれば陽性と判定された材料でも何ら反応を示さず、
むしろ健康になれます。
陽性反応は劣悪な品質の素材に由来する毒素によるものです。
高品質のものに改善されれば嘘の様に反応が無くなります。
このような内容は獣医学を学んだ僕からするとトンデモ説。
アレルゲン検査で陽性でも品質さえよければ大丈夫なんてとても受け入れられる言説ではありません。
なので、品質はいいと思いますが、僕は積極的にすすめようとは思いませんね。
ホメオパシーのような代替療法を信じている人からしたら最高のフードなのかもしれませんけど。
アズミラを辛口にチェックするなら以下のポイントが気になります。
それは輸入フードであること。
品質の良いフードでも輸送の間に劣化しないかという心配が多少あります。
輸入フードでは長距離輸送になるので、国産フードに比べると不利です。

国産フードだと工場直送で家庭に届く商品もあるので、製品の新鮮さでは一歩譲ってしまいますね。
輸入の輸送過程にもピンからキリまであって、他の商品と雑多に常温のコンテナで運ばれてくるものもあれば、チャーターした保冷コンテナで厳重に管理されて輸送されるものもあります。
条件のいい輸送であれば劣化は最低限に抑えられます。
アズミラに限らず輸入フード全般に言える懸念なのですが、いい状態のコンテナで運ばれているのかとても気になります。
飼い主さんが安心できるようにそのへんの情報も公開してほしいですね。
原産国 | アメリカ |
---|---|
ライフステージ | 全ライフステージ |
原材料 | ラムミール、全粒ひきわり玄米、全粒ひきわりソーガム、パールバーリー(丸麦)、 脱果汁トマト(リコピンの供給源)、キャノーラオイル(ミックストコフェロールにて保存)、 メンハーデンフィッシュミール、ナチュラルフレーバー(ラム肉由来)、アルファルファミール、 ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ビタミンA、D-パントテン酸カルシウム、ナイアシン(ビタミンB3)、 ビオチン、リボフラビン、ビタミンK、ビタミンB12サプルメント、硝酸チアミン(ビタミンB1)、 ビタミンD、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸)、 ミネラル(炭酸カルシウム、酸化亜鉛、タンパク質化合亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、 硫酸銅、亜セレン酸ナトリウム、タンパク質化合銅、タンパク質化合マンガン、ヨウ素酸カルシウム、炭酸コバルト)、 塩化カリウム、ケルプミール、レシチン、ローズマリー抽出物、セージ、乾燥枯草菌発酵生産物質、 乾燥麹菌醗酵生産物質、クエン酸 |
成分 | タンパク質28%、脂質12%、繊維3%、灰分8%、水分8%、オメガ6脂肪酸1.63%、オメガ3脂肪酸1.23% |
添加物 | 酸化防止剤としてミックストコフェロール、ローズマリー抽出物 |
グレイン | 米、ソーガム、丸麦 |
グルテン | フリー |
内容量 | 500g、1kg、2.26kg、4kg、6.79kg |
エネルギー(100gあたり) | 315kcal |
価格 | 4,536円 [2.26kg ネット参考価格] |
単価(100g) | 201円 |
販売会社 | アズミラジャパン 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
