人工添加物不使用でグレインフリーのプレミアムドッグフードといえばカナガンです。
ペット先進国のイギリスにおいて自然派のドッグフードを求める飼い主さんたちから、とても高い評価を得ているドッグフード。
定番のナチュラルなドッグフードを探している飼い主さんにおすすめです。
この記事では、
- 評判はどうなっているの?
- どこで買えば安いの?
- 原材料は安全なの?
なんてことが気になる方のために情報をまとめました。
Dr.ノブ
タロ
目次
カナガンは本国イギリスでロングセラーの定番無添加ドッグフード。
特徴としては
- 良質なタンパク質(平飼いチキン)
- 原材料はすべてヒューマングレード
- 健康を助けるハーブをふんだんに使用
などが挙げられます。
新鮮なチキンをたっぷり使用した高タンパク低炭水化物で、粒は小粒に成型されているフードなので、活発な小型犬にピッタリです。
無添加だけではなく、チキンミールなどの肉副産物を一切使用せず、穀物不使用のグレインフリーなので安心・安全。
主食として安心して与えられるフードです。
数あるプレミアムドッグフードでどれにするか迷うのなら、定番のカナガンなら間違いないでしょう。
安心ポイント | |||
---|---|---|---|
グレインフリー | ◯ | グルテンフリー | ◯ |
無添加 | ◯ | ヒューマングレード | ◯ |
本国イギリスでは評価の高いモグワンですが、日本での口コミ評価はどうなっているでしょう?
悪い口コミ良い口コミをまとめてご紹介します。
涙やけが良くならなかった
ネットでカナガンを食べさせると涙やけが良くなると書いてあったから買ったのに、良くならなかった。ひどくなったかも。
フードのニオイが強い
開けたときのフードのニオイが強め。
食いつきも最初はよく食べたのに、その後は何とか食べている状態。
ウンチの量も増えたみたい。
お腹がゆるくなった
食いつきは普通で文句はないけど、カナガンを食べさせてから便がゆるくなった。
うちの子には合っていなかったみたい。
痩せていた子が肉付きが良くなった
痩せていてフードの量を増やしてもなかなか太らなかった愛犬が、カナガンに変えてからとても肉付きが良くなりました。
嘔吐や下痢もなくとても調子いいです。
毛づやが良くなった
与えだして2袋めですが、気になっていた脱毛部分に毛が少し生えてきています。
毛づやも良くなってきてうれしい。
目ヤニと体臭がなくなった
他のフードを食べているときは目ヤニや体臭が気になっていたのですが、カナガンに変えてから目ヤニと体臭がなくなり、毛づやも良くなりました。
元から食いつきは良いので食いつきの良さは参考になりません。
下痢や嘔吐もなくすこぶる快調です。
苦手のドライフードなのによく食べる
元のフードを少ししか食べなくなり、カナガンに変えてみました。
ドライが苦手なのにカナガンならよろこんで食べてくれます。
ウンチの調子も良く、涙やけもひどくなったりしていません。
偏食のうちの子がよく食べる
好き嫌いのはっきりしているうちの愛犬が、カナガンはお気に入りらしく食いつきよく食べています。
常に完食でお腹の調子もいいです。
カナガンの評判をざっとまとめてみますと
良い口コミ
- 好き嫌いのある子でも食べる食いつきの良さ
- 肉付きが良くなった
- 毛づやがよくなった
- 便の調子が良くなった
悪い口コミ
- フードのニオイが強い
- ウンチが多くなった
- お腹がゆるくなった
といった感じですね。
ウンチに関する口コミで、「便の調子がいい」というのと「便がゆるくなった」という正反対の意見が見られました。
ウンチがゆるくなった原因には、フードの切り替えが急すぎたことで起こるケースが良くあります。
しかし、口コミの中にはカナガンを与えている間ずっと便がゆるかった犬もいるようです。
これも多くのフードでもあることですが、その子にはカナガンが体質的に合わなかったのかもしれません。
あと、涙やけが良くならないからカナガンに低評価を付ける方が何人かいましたが、どんなに良いフードでも涙やけが良くなる保証があるわけではありません。
涙やけについては、後述するカナガンで涙やけが良くなる?の項を参考にしてください。
ネットのレビューではAmazonレビューを良く参考にされていると思います。
ところがこのカナガンのレビューはなかなかに荒れています。
星5つと星1つが30%づつを占めているという両極端の評価になっています。
実際のところはどうなんでしょう?
本国イギリスのAmazonレビューを見てみると様相がまったく違います。
このように8割以上が5つ星、1つ星は1つもありません。
これは日本では合わなかったものや何か気に入らない点があると、とことん低評価にしてしまう国民性でもあるのでしょうか?
イギリスのレビューはほとんどがAmazonで購入した人のレビューです。購入していない人は10%以下でした。
イギリスのレビューの方が信頼性が高そうですね。
少なくとも製品の品質には問題ないのでしょう。
日本のレビューはステマや中傷が入り混じっているのかもしれません。
現時点(2019/3/6)では、カナガンは公式サイトのほかAmazonとYahoo!ショッピングで購入可能です。
楽天には出品がされていないようです。
どこで買えば最安値なのか表にまとめてみました。
公式サイト | Amazon | Yahoo!ショッピング |
3,960円 (税込4,277円) (単品購入価格) (単品では送料640円が必要) |
4,967円(税込) (2019/3/6現在) (公式が出品) |
4,980円(税込) (2019/3/6現在) (モール内最安値) |
このように公式サイトが最安値になります。
ただし、Amazonは送料無料、Yahoo!は条件によっては送料無料になるので、実質的に価格差はほとんどありません。
価格は同じでも公式サイトやAmazonの公式の出品以外では転売商品になるので、賞味期限が迫っていたり保管状態への心配がないとは言えません。
安心を買うのなら公式サイトがおすすめでしょう。
さらに、公式サイトでは次項にように、まとめ買いや定期購入することで価格をぐっと下げることもできます。
そのままだと価格が高いカナガンを安く購入することができる方法が2つあります。
1つは定期購入すること。
3,960円(税抜)が3,564円(税抜)の10%OFFになります。
定期購入は配達周期を1~13週間ごとに自由に変更可能。個数も自由にかえることができます。
商品がたまってしまっても配達の休止・再開が自由にできます。
もう1つコストを下げる方法はまとめ買いをすることです。
定期購入でまとめ買い(個数を増やす)すると割引率がアップします。
個数 | 1個あたりの価格 | 割引率 |
---|---|---|
1個 | 3,564円 | 10% |
2個以上 | 3,366円 | 15% |
6個以上 | 3,168円 | 20% |
定期購入じゃなくて1回だけの購入でも、2個以上の購入で5%OFF、6個以上の購入で10%OFFになります。
最大限に割引を活用するのなら、定期とまとめ買いを組み合わせるのがおすすめ。
例えば月に1袋の消費なら、1ヶ月毎に1袋の定期購入だと10%OFFにしかなりませんが、3ヶ月毎(13週間毎)に3袋の定期まとめ買いにすれば15%OFFでさらに送料無料になります。
※1回の購入金額が1万円以上で送料無料
カナガンのセールスポイントは原材料の品質の高さと安全性です。
あらためてカナガンの特徴を詳しくみていきましょう。
ペットフードでは人が食べられる品質のことをヒューマングレードといいます。
カナガンに使用されている原材料は、人間でも食べられるほど新鮮で高品質なヒューマングレードのものばかり。
人の食用に使えないような部分は入っていません。
当然、質の悪い材料と言われる4Dミートが入っている可能性はゼロ。

原材料のメインとなる鶏には、パッケージに「FREE-RUN CHICKEN」と書かれているように、地面で自由に飼育されたストレスのない平飼いチキンが使用されています。
のびのびと育った平飼いチキンには健康維持するタンパク質、ビタミン、リン、セレンが豊富に含まれているのです。
カナガンにはこの平飼いチキンの生肉とミンチを蒸し焼きにした乾燥チキンをブレンドして使用。
炭水化物源としては、穀物の代わりにサツマイモ、えんどう豆、ニンジン、リンゴ、ほうれん草、ジャガイモなどを使用し、豊富な栄養素で愛犬の健康を守ります。
しかも原材料はどこから調達したのか?いつ入荷したのか?まで、さかのぼって調べられる完璧なトレサビリティを実現しています。
どこまでも原材料の品質を追求したフードで安心して愛犬に食べさせることができます。
ジャガイモは処方食を食べない時に(心臓病の処方食)、ホームメイドでタンパク源、炭水化物源として与えてもらうことがあります。芽の部分を気をつければワンちゃんにもとても有用な食べ物です。
カナガンに使用されている他の野菜類も、ワンちゃんに問題を起こすものは見当たりません。
※豆類はお腹にガスがたまりやすいですが、加工されたものは問題ありません。
人工添加物が入っているかどうかは自然派の飼い主さんがもっともこだわるポイントですね。
カナガンのドッグフードには、人工添加物は一切使用されていません。ナチュラルな原材料のみを使って作られています。
人工添加物を使用しなければ安心はできるのですが、添加物の香料や甘味料を使用しないとフードへの食いつきが悪くなるという面もあります。
そこでカナガンは自然の香料としてチキングレイビーを使用して、食いつきの良さを実現しています。
Dr.ノブ
カナガンはグルテンフリー(小麦、大麦、ライ麦など不使用)であり、かつグレインフリー(穀物不使用)です。
アレルギーが気になる子、アレルギーの家系の子、アレルギーが出やすい犬種のワンちゃんの飼い主さんには安心して与えられるドッグフードとしておすすめできます。
ドッグフードに穀物が入っていても加工されているので、ワンちゃんでもちゃんと消化することはできます。
なので、今のところアレルギーの心配のない健康なワンちゃんに、グレインフリーやグルテンフリーのドッグフードが必須というわけではありません。
しかし、穀物のタンパク質に対してアレルギーを持っていると、食物アレルギーによる皮膚のかゆみや軟便・下痢が起こります。
特にグルテン類はワンちゃんでもアレルギーを起こしやすい食材なので、お腹の弱い子や犬種・家系的に心配な子にはカナガンは選択肢のひとつになるでしょう。
Dr.ノブ
タロ
カナガンには新鮮な肉と野菜以外に、健康をサポートする成分としてマリーゴールド・クランベリー・カモミール・オオバコ・セイヨウハッカ・アニスの実・アルファルファなどのハーブがふんだんに使用されています。
ハーブ以外にも健康成分として海藻やサーモンオイルが配合され、皮膚代謝に作用するオメガ脂肪酸を多く含むため、皮膚の弱いワンちゃんにメリットが期待できます。
また栄養添加物としてコンドロイチンが添加されています。
診療でも、これらの成分のサプリメントを足の弱ったシニア犬に勧めることがよくあります。
毎日食べるドッグフードに入っていて、それも若い頃から食べていればサプリメントは不要になるかもしれませんね。
上記以外にカナガンの公式サイトでメーカーがアピールしているポイントをまとめてみました。
徹底した安全性
- 欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準をクリアしたイギリス最大ペットフード工場で生産
- 届いた厳選素材は品質テストを行い、パスした素材のみが使用される
- 原材料はトレーサビリティ管理されロット単位でトラッキング可能
カナガンのレビューを見ていると、
「涙やけが良くなるという話だったのにちっとも良くならない」
と悪い評価を付けている人がけっこういました。
これだけ多いというのは、たぶんステマで涙やけが良くなるというのをあちこちのドッグフードサイトが書いていたのでしょう。
期待させておいて効果がなかったので、かえって悪い評価を集めることになったと予想します。
では、カナガンで涙やけは良くならないのでしょうか?
そもそもドッグフードを変えて涙やけが良くなるということがあるのでしょうか?
初めて聞いたときは僕自身あまり信じていませんでしたが、調べてみるとそうではないみたいです。
実際にドッグフードを変更したことで涙やけが改善したという論文が報告されていました。
なぜ改善するかは科学的に解明されたわけではないですが、涙やけが改善するフードには
- 腸内環境改善素材の使用(乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維など)
- 低アレルゲンフード
という共通する特徴があることがわかっています。
カナガンはこの2つの特徴(フラクトオリゴ糖が入っている・グレインフリー)を備えているので、涙やけが良くなったとしても不思議ではないですね。
ただし、必ず効果があるものではないようなので、良くなればラッキーくらいのつもりでいましょう。
ドッグフードで涙やけが改善することの詳細はこちらの記事をごらんください。

カナガンの気になる点を挙げるなら、カナガンだけのことではないですが、輸入フードであることです。
輸入フードは国産フードに比べると流通に時間とお金がかかります。
時間がかかるということについては、品質の良いフードでも輸送の間に劣化しないかという心配が多少あります。
国産フードだと工場直送で家庭に届く商品もあるので、製品の新鮮さでは一歩譲ってしまいますね。
それに輸送は船によるコンテナで送られてくるので、航路やコンテナの状態によっては品質の劣化が起こります。
コンテナにもピンからキリまであって、他の商品と雑多に常温のコンテナで運ばれてくるものもあれば、チャーターした保冷コンテナで厳重に管理されて輸送されるものもありますからね。
カナガンの代理店は多種のフードを輸入しているので、その辺は抜かりはないと思いますが、並行輸入品であれば心配です。
また、輸送が長距離ということはそれだけ輸送費も高くなります。
なので、実際の品質に比べて輸入フードは高めになってしまうことはあるでしょう。
これまでは国産で良質なプレミアムフードが少なかったので、高くても輸入フードを選ぶしかありませんでしたが、今は国産でもヤムヤムヤムのような良いフードが出てきているので選択肢は広がっています。
ただし、フードは好みや合う合わないがあるので、割高でもカナガンがベストな子も少なくないでしょう。
試してみる価値はあると思います。
今は無添加や人工添加物不使用、あるいはヒューマングレードの原材料のみ使用とうたったドッグフードはたくさんあります。
どれが一番いいのか迷ってしまいますよね。
大手メーカーは手間とコストの掛かるこの手のドッグフードは、ほとんど販売していないので、あまり聞いたことのないメーカーの中から選ばないといけません。
なので、決め手はメーカーのドッグフードの安全性に対する思いや取り組みから判断するしかないでしょう。
その点、カナガンは原材料のトレサビリティまで実現していて、信頼に値するメーカーじゃないでしょうか?
もちろん、ワンちゃんに合う合わないがあるので、実際に食べさせてみないと愛犬にとって本当にいいものかどうかはわからないですけどね。
ネットのランキングやレビューはあてにならないですから、一度試してみるのがいいと思います。
原産国 | イギリス |
---|---|
ライフステージ | 2ヶ月~シニア |
原材料 | 骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、 ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、 チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、 硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、 ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、 グルコサミン1000mg/kg、メチルスルフォニルメタン(MSM)1000mg/kg、 リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ |
成分 | タンパク質33.00%、脂質17.00%、灰分9.00%、繊維3.50%、水分8.50%、 オメガ6脂肪酸2.80%、オメガ3脂肪酸0.90%、リン1.42%、マグネシウム0.10%、 ナトリウム0.24%、カルシウム1.86%、カリウム0.58% |
添加物 | 人工添加物不使用、保存料に天然由来ビタミンEのみ使用 |
グレイン | フリー |
グルテン | フリー |
内容量 | 2kg |
エネルギー(100gあたり) | 361.25kcal |
価格 | 3,960円(税抜) |
単価(100g) | 198円 |
販売会社 | レティシアン 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
