ドッグフードによく使われる原材料その2 カモミール

入浴剤やハーブティーとして利用されるカモミールはハーブの1種。

料理に使われることはあまりないのですが、なぜかドッグフードには原材料としてよく配合されています。

カモミールが使用されているのは無添加で安全だけど高価なプレミアムドッグフード呼ばれる製品に多いようです。

どうしてこの手のドッグフードにはカモミールが使用されているのでしょう?

この記事では、カモミールに期待される効果とドッグフードに使用される理由について調べてみました。

カモミールとは

カモミールはヨーロッパ原産のキク科植物で古くから薬用として使用されてきたハーブです。

食用にすることはあまりなく、カモミールティーに代表されるように飲用として利用されてきました。

ほかに、入浴剤の香りとして使用されたりアロマオイルにしたり、主に香りによるリラックス効果目的でよく利用されていますね。

カモミールで期待される効能としては以下のようなものがあります。

  • リラックス効果
  • 消化管機能を整える
  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用
  • 鎮痛作用

効能についてはどのハーブでも共通することですが、ポリフェノールなど含まれる成分を抽出したものがネズミなどの実験動物で薬効が期待できるレベルの話。

人でのカモミールの効果を科学的に研究したものはほとんどありません。

やはり独特の香りによる心理的な効果に頼る部分が多いんじゃないかと僕は思います。

ドッグフードにカモミールが使われるのはなぜ?

ハーブにはもともと大した栄養があるわけではないので、栄養目的でカモミールが配合されているとは思えません。

栄養価を期待できるほど大した量が入っているわけでもありませんしね。

ローズマリーはすぐれた抗酸化作用があるので明らかに酸化防止剤として配合されているのですが、カモミールに抗酸化作用があるという話は聞かないですから酸化防止剤ということでもなさそうです。

抗菌作用はあるとはされていますが、天然の保存料として使用できるほどとは思えません。

となると、リラックス効果や消化管機能への効果を狙っての配合ということなのでしょう。

でも、ワンちゃんがカモミールの香りでリラックスできるかどうかは本人に聞いてみないとわからないところですね。

Dr.ノブ

ほかに、抗炎症作用からアレルギーにも良いという話もありますが、あくまでも入浴剤として使った場合のことなので、ドッグフードに含まれるカモミールにその効果は期待できないでしょう。

カモミールにリスクはない?

大量に摂取することのないハーブなので、特に過剰摂取による副作用というのは報告されていません。

ドッグフードに使用されているのも微量なので、心配するようなリスクはないと考えていいでしょう。

Dr.ノブ

人ではキク科に対するアレルギーを持っている人でアナフィラキシーが起こったという報告はあります。
また、カモミールに含まれるクマリンという成分には出血しやすくする作用があるので、出血傾向のある場合には注意が必要かもしれません。ただし、ドッグフードに含まれる量はかなり微量なのでほとんど問題ないレベルだと思います。

カモミールが使用されているドッグフード