ドッグフードによく使われる原材料その10 コンドロイチン

なぜドッグフードにコンドロイチン?

中高年になると軟骨がすり減って関節の痛みや変形が出てくることがあります。

今や、そんな人をターゲットにした関節に良いというサプリメントが花盛りで、TVCMで見ない日はないくらいですね。

そんなサプリの成分としてよく聞くのがコンドロイチンという物質。

実はこのコンドロイチン、プレミアムドッグフードでも原材料としてよく配合されています。

この記事では、コンドロイチンに期待される効果とドッグフードに使用されている理由について調べてみました。

コンドロイチンとは

コンドロイチンはムコ多糖という粘りのある物質の1種で、生体内ではタンパク質と結合してプロテオグリカンという物質として存在しています。

このプロテオグリカンは皮膚・角膜・臓器・脳など体のいろんな場所に存在しますが、特に関節の軟骨に多く見られます。

関節軟骨は骨と骨をつなぐ関節において、衝撃を和らげてスムースに動かせるようにするクッションの役目。

そのクッションの役割を果たす主力となるのがコンドロイチンでできたプロテオグリカンなのです。

コンドロイチンは若いうちは体の中で合成してどんどん補充されていきますが、歳をとってくるとうまく合成できなくなり不足してきます。

その結果、関節軟骨の柔軟性が失われてすり減り、痛みや変形が出てくるというわけです。

そこでコンドロイチンをサプリなどで摂取することで、年齢にともなって出てくるトラブルを防ぐことができます。

コンドロイチンで期待できる効果としては

  • 傷ついた軟骨を修復し関節痛を改善
  • 皮膚にハリ・うるおいを与えるアンチエイジング効果
  • 目の健康を維持

などが言われています。

ドッグフードにコンドロイチンが使われるのはなぜ?

犬においても関節軟骨でのコンドロイチンの役割は何ら変わりません。

歳を取りシニアになるに従って、軟骨がすり減り変形性関節症になっていくのも同じです。

なので、ワンちゃんでも関節用サプリは多種多様な製品が販売されています。

そしてその多くで、主成分にコンドロイチンを採用しているのです。

その効果を獣医師も実感しているので、動物病院でも関節症治療の補助としてコンドロイチンのサプリメントが普通に勧められています。

それならば、あらかじめコンドロイチンを摂取しておけば、関節症の予防が期待できるんじゃないかという考えから、ドッグフードにコンドロイチンが使用されているのでしょう。

Dr.ノブ

現在、食べさせているフードにコンドロイチンが入っていないのなら、トッピングでコンドロイチンを含む食材を加えてみてはどうでしょう。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
足の弱った老犬に与えたい成分 足の衰えたシニア犬にいいかも?関節に効果が期待できる栄養と摂取できる食品

コンドロイチンにリスクはない?

人の方では有害情報はほぼなく、継続投与でも安全とされています。

まれに腹痛や吐き気を起こす可能性が言われていますが、ワンちゃんでそのような事例は聞いたことがありません。

ドッグフードに使用されている量は多くないでしょうから、なおさら問題が起きる心配はないでしょう。

グルコサミンは効果なしでほぼ確定

以前はコンドロイチンと並んで関節に良いとされていた成分にグルコサミンがあります。

グルコサミンという言葉をTVCMなどで耳にしたことが一度はあるんじゃないでしょうか?

このグルコサミンは最近の検証で、医学的に関節症への効果がほぼ否定されています。

健康食品業界はグルコサミンからどんどん撤退している状態です。

ワンちゃん用サプリではいまだにグルコサミンを押している製品がありますので注意しましょう。

コンドロイチンを使用しているドッグフード