新しいドッグフードへの切り替え方

いつも食べ慣れているドッグフードから新しいフードへの切り替えはどのように行っていますか?

いきなり変えても問題のないこともありますが、突然の食事の変化をワンちゃんがうまく受け入れてくれなかったり、問題が出てくることがあります。

この記事ではドッグフードの切り替え方についてまとめてみました。

Dr.ノブ

好き嫌いがなくて胃腸が強い子なら問題が出ないことも多いですが、一般にはこの記事のように段階的に切り替えた方が無難でしょう。
ぼくだったら平気なのになぁ。

タロ

新しいドッグフードへの切り替えで起こる2つの問題

今食べているドッグフードよりも品質の良いドッグフードを見つけたら、予算内であればすぐにでも変更してあげたいですよね。

でもどんなに上質で安全なドッグフードであっても、うまく切り替えられないことがあります。

新しいフードを食べてくれない

飼い主さんからしたら、「より安全なより好んで食べてくれるドッグフードを」、という思いから新しいドッグフードに切り替えることでしょう。

しかし、フードの切り替えで一番悩ましい問題は、ワンちゃんの好き嫌いが強く、せっかくのフードを受け入れてくれないケースです。

できるだけ良いものを食べさせてあげたいという飼い主さんの気持ちも、ワンちゃんの好き嫌いの前にはなすすべがありません。

以下の記事で書いたように嗜好性が強くなってしまった子では、気に入らなければ頑として受けつけてくれません。

ドッグフードの銘柄をコロコロ変えない方がいい?

どんなに良質なフードであっても、本人が食べてくれなければ無価値なのです。

新しいフードで吐いたり下痢したりするケースがある

犬のうんち

ワンちゃんがうまく新しいドッグフードを受け入れてくれても、体が受け入れてくれないという問題が出ることがあります。

ワンちゃんは世間で考えられている以上にデリケートな動物。

新しいフードを食べただけで、吐いてしまったり下痢をしてしまうことは珍しいことではありません。

逆に便が固くなってしまう子もいます。

多くの場合は徐々にフードに慣れて治まっていきますが、中にはいつまでもお腹の調子が戻らない子もいます。

特定のフード以外は受けつけない子は結構いるものなのです。

ひどい子だと同じ銘柄のドッグフードでも、種類を変えただけで下痢をしてしまう子もいます。

Dr.ノブ

特定のフードしか食べられないワンちゃんは、フードの原料の何かにアレルギーを持っているのかもしれません。
一度、かかりつけの先生に相談してみてはどうでしょう。

お腹が強い子ならすぐに新しいドッグフードに切り替えても大丈夫

”普段から下痢をしたことがない”

”与えれば何でも食べてしまう”

というようなワンちゃんでは、フードの切り替えにあまり神経質にならなくていいかもしれません。

お腹の強い子なら新しいドッグフードにいきなり変えても問題ないでしょう。

大半のワンちゃんがこのタイプの子です。

でも、今までにドッグフードを変えたことがない子なら、念のためにお腹が弱い子と同様の手順を踏んだほうが無難です。

新しいドッグフードへの切り替え方

好き嫌いがはっきりしていて新しいフードを受け入れてくれない可能性のある子や、すぐに便がゆるくなってしまう子では、いきなりフードを切り替えるのは避けましょう。

1週間ほどかけて段階的に切り替えていくようにするのです。

1日目は元のフードに新しいフードを4分の1混ぜて与えます。

そこから毎日ちょっとずつ新しいフードの比率を高めて、1週間で新しいフードが100%になるようにしていきます。

例として

  初日 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
元のフード 25% 35% 45% 55% 70% 85% 100%
新しいフード 75% 65% 55% 45% 30% 15% 0%

という感じになります。

初日の段階で食べてくれないとか翌日からお腹の調子が怪しいとかあるようなら、もう少し新しいフードの比率を下げてもっと期間をかけて切り替えていきましょう。

新しいドッグフードでお腹をこわすとその製品を2度と食べてくれなくなるのは何故?

ライフステージ別フードの切り替えのタイミングと方法

いろいろなライフステージの犬

昨今は、それぞれのライフステージ専用のフードへ切り替える場合がよくあります。

そのタイミングと方法についてもまとめました。

離乳食から子犬用フードへの切り替え方

離乳期は生後20日~60日程度の期間のこと。

この期間中に母乳とともに離乳食を与えて固形物に慣らしていきます。

50日頃からは普通食である子犬用のドッグフードを与えていくようにしましょう。

当初は食べやすいようにドライフードをふやかして与えてあげてください。

乳歯がしっかり生えそろってきたら徐々にふやかす固さを変えていき、1~2週間で固形のまま与えられるようにしましょう。

子犬用フードから成犬用フードへの切り替え方

成長期はワンちゃんのサイズで異なり、

  • 小型犬で生後10ヶ月程度
  • 中型犬で生後1年
  • 大型犬で生後1年半
  • 超大型犬で生後2年

くらいまで続きます。

成長期が終わる頃から成犬用フードへの切り替えをしていきます。

切り替えはワンちゃんがスムースに受け入れられるよう、前述の切替方法のように少しずつ新しいフードを混ぜていき1~2週間で切り替わるようにします。

Dr.ノブのアドバイス

避妊・去勢手術をするのは生後半年くらいで行うことが多いのですが、術後は太りやすくなります。
子犬用フードを食べていると栄養が多すぎてより太りやすくなってしまいます。
術後太ってくるようなら切り替え時期を待たずに、早めに成犬用フードへ切り替えることをおすすめします。

成犬用フードからシニア用フードへの切り替え方

ワンちゃんは7~8歳になるとシニア期に入ります。

シニア期が来るのは大型犬で早め、小型犬で遅めという傾向があります。

同じサイズ同じ犬種であっても老化のスピードには個体差があるので、一概に何歳からシニア期とははっきり言えません。

目安として大型犬で6~7歳中・小型犬で7~8歳になったら、シニア用ドッグフードへの切り替えを考えましょう。

切り替え方は前述のように1~2週間かけてゆっくりと変えていきましょう。

Dr.ノブ

良質な高栄養のドッグフードには、成長期~成犬期~シニア期のライフステージに渡ってずっと与えられるものもあります。

まとめ

ワンちゃんに新しいドッグフードを与える場合、何も意識することなく切り替えて、ワンちゃんも何事もなく受け入れることは多いです。

でも、デリケートなワンちゃんでは段階を踏んであげないと、まったく食べてくれなかったり、お腹を壊したりすることがあります。

体に負担をかけないためにも、できるだけ少しずつ切り替えていくようにしてあげてください。