国産ドッグフード vs 輸入ドッグフード どっちを選ぶ?安全性・安心感を徹底比較!

無添加ドッグフードを選択する上で、まず、国産ドッグフードにするか輸入ドッグフードにするかに悩みませんか?

安全性について、どっちが優れているとは一概に言うことはできません。

それぞれにメリットデメリットがあるので、それらを踏まえた上で愛犬にとって最良のドッグフードを選びたいものです。

この記事では、国産ドッグフードと輸入ドッグフードの違いを比較してみました。フードを決める際の参考にしてくださいね。

Dr.ノブ

国産は新鮮さ、輸入は老舗の安心感が売りです。
どっちでもうまければいいや。

タロ

栄養基準は同じと考えていい

国産フードと輸入フードでは、入っている栄養が同じなのか心配じゃないですか?

人の食べ物でも国によって規格が違ったりするのは普通ですもんね。

でも、ドッグフードに含まれている栄養、つまりタンパク質・脂質・灰分・繊維などの成分の規格はほぼ同じだと思っていいです。

なぜなら、世界的にほとんどのドッグフードの成分規格は米国飼料検査官協会(AAFCO)のガイドラインに沿って生産されています。

ドッグフードに必要な栄養量は具体的にどれくらい?

ヨーロッパには欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)のガイドラインもありますが、AFFCOのガイドライン自体、FEDIAFのガイドラインも参考にして決めれられているので大きく内容が異なることはありません。

なので、ガイドラインに沿ってさえいれば国産や輸入にかかわらず、栄養バランスは同程度に優れていると考えていいでしょう。

なので、栄養面では国産フード=輸入フードということになります。

ただし、ガイドラインはこの栄養素については何%以上、この栄養素については何%以下というように上限や下限が決められているだけです。

上限、下限を守っていればあとは自由なので、ブランドによって栄養成分の割合はさまざまでドッグフードの個性がはっきりと出ます。

Dr.ノブ

お腹が弱い・太り気味の場合は脂質が少なめ、活発な犬では高タンパク質など、栄養成分から愛犬の性質に合ったフードを見つけましょう。

原材料の規格の違い

個々の原材料については、各国によって基準が違っている場合があります。

チキンミールなどのレンダリング製品の規格の違い

チキンミールやポークミールは生肉ではなく、くず肉や肉副産物(臓器や骨など)を使いレンダリングという加工を経て製造された肉骨粉や肉粉のことです。

ネット上では、4Dミート(死亡・病気・死にかけ・障害)が使用されていて危険だと叩かれていますが、基本的には安全な材料です。

ただし、国によって規格が異なるので国産と輸入で同じものとして考えないほうがいいでしょう。

たとえば、日本のチキンミールでは鶏ガラや食べない内蔵などが使用されているのが普通ですが、アメリカでは、骨を含むものと含まないものがあります。

ドッグフードの原材料に使われるチキンミールやポークミールって何?

なので、ミールの規格だけで言えば、良質なのは米国>日本となります。

国の違いだけでなく、ブランドによるミールの規格も違っていたりします。

プレミアムドッグフードのメーカーでは、ヒューマングレードの肉のみを使用した独自のミールを原材料にしているところもあります。

ただし国産や輸入に限らず、知らずに悪徳業者の粗悪なミールを使ってしまっているということもありえます。

最近、アメリカでドッグフードから麻酔薬が検出されたことがありました。

参考 ドッグフードに安楽死薬、米FDAがリコール発表CNN.co.jp

こんなニュースをみると、国産フードか輸入フードかというよりも、信頼できるブランドの製品を選ぶことのほうが大事なのは間違いないでしょう。

安全なドッグフードを選ぶ上で重視すべき5つのポイント

添加物の基準の違いやカビ毒・有害微生物・農薬・有害物質の基準の違い

ドッグフードに使用していい添加物というのは国によって基準が違うものです。

ある国では認められているのに別の国では認められていない添加物があったりします。

カビ毒・有害微生物・農薬・有害物質などに関してはなるべく含まないという意味では国による違いはないでしょうが、その基準値には違いがあります。

なので、単純に考えると輸入品は日本の基準じゃないから安全ではないんじゃないかと思ってしまいますよね。

でも、安心してください。ペットフード安全法が施行されてから日本の基準や規格に合わない製品は流通できなくなりました。

つまり日本で売られるものに関しては日本の基準が適用されるので、たとえ輸入品であっても日本の基準にあった製品と考えていいのです。

なので、添加物・カビ毒・有害微生物・農薬・有害物質などに関しては、国産フード=輸入フードで、違いを気にする必要はありません。

オーガニックの違い

ドッグフードの安全性をアピールするために「無農薬」「有機農法」「オーガニック」という言葉が使われることがあります。

無農薬は読んで字のごとく、栽培時に農薬を使用していない意味ですが(人の食用では今は”無農薬”というアピールはできない)、有機農法やオーガニックでは基準が多岐にわたり、日本と欧米で基準が異なります。

日本よりも欧米の方が基準がきびしくなっているので、一般に安全性は国産フード<輸入フードとなります。

しかし、人の食用では登録認定機関の検査・認証を受けないと有機農法マークを付けられませんが、ドッグフードはオーガニックの検査も認証も強制ではないのでメーカーが自主的にアピールしていることもあるということを知っておきましょう。

遺伝子組み換え作物の使用の有無は?

日本の消費者は遺伝子組み換え作物に対して拒否反応が強いため、遺伝子組み換え作物を使用した場合、法律上の表示義務があります。

しかし、表示義務があるのは一部の作物と加工食品に限られ、飼料であるドッグフードには表示義務がありません。

日本産作物はもともと遺伝子組み換え作物が少ないので、遺伝子組み換え作物が使われている確率は少ないと考えられます。

それに対し、欧米では遺伝子組み換え作物が普及しているため、ドッグフードに利用されている作物は普通に遺伝子組み換え作物が入っていると考えていいでしょう。

このことから遺伝子組み換え作物を使用していない可能性は国産フード>輸入フードと考え国産フードのほうが安全?と思ってしまいますがこれには落とし穴があります。

国産のフードであっても原材料は海外から輸入したものを使用していることが多く、しかも先ほど述べたように遺伝子組み換え作物であっても表示義務がありません。

つまり、国産だからと安心して与えていても、実は知らない間に遺伝子組み換え作物を使ったフードを与えていることは十分にありうるということ。

遺伝子組み換え作物をどうしても避けたいのでしたら、原材料も国産のものを使用したフードを選びましょう。

欧米のフードではオーガニック認定を受けた製品であれば遺伝子組み換え作物が入っている心配はありません。

輸送・管理の違い

国産フードと輸入フードでは、製造されてから消費者の元に届くまでのルートに大きな差があります。

国産フードは小規模の製品が多く、卸や小売を間にはさまずメーカーが直接販売するものがほとんどです。

なので、製造されてから消費者に届くまではあまり日数を必要としません。

小規模で計画的に生産されている場合は倉庫に保管する期間もほとんどなく、できたての製品が届くことも珍しくないのです。

それに対し、輸入フードでは輸送に非常に時間がかかってしまいます。

船便であれば2ヶ月くらいはロスしてしまうでしょう。

無添加ドッグフードでは消費期限が1年くらいのものも多く、そのうち2ヶ月を使ってしまうのは大きいですね。

また、必要な時にすぐに手に入らないので、あらかじめ多めに輸入しておく必要があり、倉庫での保管期間も加わってきます。

※さらに、それらのコストが上乗せされるので割高になってしまうデメリットもあります。

作りたての新鮮さを求めるのなら、国産フード>輸入フードというのは間違いないでしょう。

愛犬に与えるなら理解しておきたい輸入ドッグフードで考えられるデメリット

国産の安心感 vs ブランドの安心感

日本人の国産製品に対する安心感って根強いですよね。

中には海外に比べて日本の安全基準が不十分とされるものもありますが、全般的にみて安全基準はきびしいと言ってでしょう。

人が食べるものでは、ほとんどの人が国産のほうが安全と考えています。

それはドッグフードでも同じで、たいていの人が国産フードのほうが安全な印象を持っているんじゃないでしょうか。

でも無添加やグレインフリーなどのプレミアムドッグフードに関してはちょっと違ってきます。

国産のプレミアムドッグフードがあれこれ出てきたのはこの10年ほどの間。

それに対し、海外のプレミアムドッグフードは20年以上の歴史を持つものが多くあります。

さらに国産のプレミアムドッグフードは海外に輸出までされているものは皆無ですが、海外のプレミアムドッグフードは自国だけでなく、輸出して日本をはじめ各国で支持されてきた実績を持つものも多いのです。

長年培われてきたブランドへの信頼は国産にはない安心感といえるでしょう。

国産の安心感をとるか海外ブランドの安心感をとるかは人によって判断は分かれるでしょうね。

まとめ

安全性を追求する上で、国産ドッグフードを選ぶか輸入ドッグフードを選ぶかのポイントになるのは、

肉副産物の違い
遺伝子組み換え作物の有無
輸送における劣化
安心感
などになります。

これらの国産と輸入の違いはありますが、どのポイントもメーカーの取り組みで補える部分が多いです。

結局のところ安全性の高いドッグフードというのは、国産・輸入にかかわらず信頼できるメーカーかどうかがもっとも大事なのだと思いますよ。

安全なドッグフードを選ぶ上で重視すべき5つのポイント