療法食といえばロイヤルカナンとヒルズが2大ブランドですが、ロイヤルカナンはいまだに評判の良くない化学合成された添加物を保存料や酸化防止剤として使用しています。
ヒルズはこれらの添加物を廃止していますが、心臓病専用の療法食はなく、腎臓病用のフードで代用することになっています。
なので、心臓病のワンちゃんには多くの場合、ロイヤルカナンの心臓病食が用いられているのが現状でしょう。
しかし、心臓病を患っている愛犬にも無添加で安全な素材にこだわったフードを食べさせたいという方も多いはず。
そんなワンちゃんには国産無添加でヒューマングレードである、みらいのドッグフード [特別療法食SI]はどうでしょう?
Dr.ノブ
ただし、進行した心不全の子には向いていません。
タロ
目次
みらいのドッグフード [特別療法食SI]を選ぶに値するメリットやおすすめのポイントをピックアップ!
- 心臓への負担を減らすためナトリウムを制限
- 併発しやすい腎臓病に配慮してリンを制限
- 心臓病のワンちゃんに最適な栄養バランス
- 国産で無添加・ヒューマングレードの安心して与えられるフード
- 製薬会社が製造
Dr.ノブ
食べ物の中に含まれるナトリウムは体に水分を貯め込み、血液量を増やす作用があります。
血液量が増えれば高血圧となり、それだけ心臓の仕事が増えることに。
そこで、心臓病のワンちゃんでは心臓への負担を減らすために食事中のナトリウムを制限する必要があります。
ただし、初期の心疾患では強いナトリウム制限は悪影響が出ることがあるため、ナトリウム含有量0.4%以下と軽度の制限になっています。
心臓の働きが弱ってくると腎臓へ影響しやすく、腎臓病を併発することが多くあります。
腎臓病になってしまうとリンをうまく排泄できなくなり、高リン血症から骨折しやすくなったり血管の石灰化によって血管のトラブルが起こりやすくなってしまうのです。
そのため心臓病のワンちゃんでは食事中のリンの制限も推奨されています。
みらいのドッグフード [特別療法食SI]では、腎臓病も考慮してリンも軽度の制限がされています。
みらいのドッグフード [特別療法食SI]には、心臓のための栄養素が補給・調整されています。
心臓の健康維持に必要な栄養素にはL-カルニチン、タウリン、EPA、DHA、ビタミンC、ビタミンEなどがあります。
特別療法食SIでは、心筋に必要な栄養素のL-カルニチンとタウリンを補給。
さらにEPAとDHAを配合し血液をサラサラにして心臓への負担を減らします。
みらいのドッグフード [特別療法食SI]は自然素材でのみ作られた国産無添加ドッグフード。
BHAや没食子酸プロピルのような化学合成された添加物は一切使用されていないので安心して愛犬に食べさせることができます。
また、一般の療法食はおいしくないためせっかくのフードも食べてくれないことが多いですが、特別療法食SIは品質の良いヒューマングレードの素材を使用しているので、療法食にもかかわらず食いつきの良さが期待できます。
みらいのドッグフードが他のドッグフードと一線を画しているのはもう1つあります。
それは開発が自然の森製薬という製薬会社であること。
製薬会社がドッグフードを作っているという例はあまり聞きませんね。
人用の薬用製品やサプリメントなどを作っている会社なので、みらいのドッグフードの品質に対しても大いに信頼できそうです。
上記以外にみらいのドッグフード [特別療法食SI]の公式ページでメーカーがアピールしているポイントをまとめてみました。
- 心臓の健康に歯周病のためのマウスクリーンパウダーが付属
- 熱に強いサチャインチオイル使用
- マクロビオティック・薬膳を活用したレシピ
みらいのドッグフード [特別療法食SI]を選ぶ際に気になるデメリットや残念な点はこちら。
- かなり高コスト
- パッケージが1kgサイズのみ
- 穀物を使用
Dr.ノブ
できるだけ安全で良質な原材料にこだわった上に、ヒューマングレードの素材や貴重なキノコ類をふんだんに使用しているため、みらいのドッグフード[特別療法食SI]はかなりの高コスト製品になっています。
愛犬のためには価格は関係ないという人にはおすすめですが、毎日の食事なので長期的に見るとかなりの負担になります。
みらいのドッグフード[特別療法食SI]のサイズのラインナップは1kgの小さなパッケージしかありません。
小型犬にはちょうどいいサイズですが、柴犬くらい(10kg前後)のワンちゃんでは1週間も持たないでしょう。
新しい袋を頻繁に開けるのは、ワンちゃんからしたら風味のいいフードを食べられるという点でメリットですが、飼い主さん的にはコストを考えると懐が痛いことです。
※後述する定期購入でのまとめ買いをすればコストをかなり抑えることができます。
みらいのドッグフードには玄米や大麦を使用していて、グレインフリーではありません。
グレインやグルテンが問題になるのはその成分によるアレルギー反応による下痢やかゆみ。
問題の多くは小麦が起こすもので、玄米や大麦はアレルゲンになる可能性はそれほどありません。

また、現時点でアレルギーの可能性がない(症状がない)ワンちゃんに穀物入りの食べ物を与えても、それがきっかけで食物アレルギーになってしまうということはない、というのが最近の考え方です。

みらいのドッグフードの製造元である自然の森製薬さんはAmazonや楽天に出店していますが、現時点では「みらいのドッグフード [特別療法食SI]」は出品されていません。
他のショップにはまったく出回っていませんので、使ってみたい方は公式サイトから直接購入するしかありません。
完全無添加、無農薬素材、ヒューマングレード、キノコやマウスクリーンパウダーと、安心と健康に良いものを詰め込めるだけ詰め込んだため、みらいのドッグフード[特別療法食SI]は1kg5,000円とかなりのお値段になっています。
でも、定期購入ならかなりコストダウンできます。
まとめ買いをプラスするとさらにコストを下げることも可能です。
個数 | 1個(1kg)あたりの価格 | 割引率 |
---|---|---|
1個 | 4,000円(税抜)送料無料 | 20% |
2個 | 3,300円(税抜)送料無料 | 34% |
3個 | 3,200円(税抜)送料無料 | 36% |
6個 | 3,000円(税抜)送料無料 | 40% |
これでも他の自然派ドッグフードに比べると高いですが、かなり手が出しやすくなりますね。
定期購入するにしても、まとめ買いするにしても、買ったはいいものの愛犬が食べてくれない心配があります。
なんでも喜んで食べてくれるような好き嫌いのない子ならそんな心配はありませんが、嗜好性の強い子では良いフードがあれば試してみたいけど「食べてくれなかったらどうしよう」という不安が常につきまといます。
みらいのドッグフードは定期購入に継続義務がないので、定期購入で割り引きの価格で試してみて食べなければ初回で解約することができます。
また、まとめ買いしていても未開封の製品は返品が可能なので、安心して試してみることができます。
みらいのドッグフード[特別療法食SI]はナトリウム・リンの制限やカルニチン・タウリンの補給など心疾患用の療法食としての要素をクリアしています。
ただし、ロイヤルカナンのフード(初期の心疾患用は「心臓サポート+関節サポート」)と比べると、ロイヤルカナンのナトリウム0.36%に対し特別療法食SIは0.4%以下、リンは0.54%に対し0.8%以下とやや制限の度合いが弱めです。
心疾患のことだけを考えれば本格的な療法食であるロイヤルカナンの方がいいのかもしれません。
しかし、この手の療法食は一般のフードに比べて嗜好性はかなり劣ります。
療法食に切り替えたくても食べてくれないワンちゃんはとても多いのです。
せっかくの療法食も食べてくれなければなんの役にも立ちません。
その点、素材にこだわった特別療法食SIなら受け入れてくれるワンちゃんはかなり増えるはず。
今まで療法食を食べてくれなくて、結局これまでのフードを食べているワンちゃんに是非試してもらいたいですね。
なお、療法食なので試す前にかかりつけのお医者さんに相談してからトライしましょう。
原産国 | 日本 |
---|---|
ライフステージ | 成犬 |
原材料 | 大麦、生肉(鹿,魚)、玄米、魚粉、サツマイモ、セサミ、菜種油、 キノコ粉末(霊芝,メシマコブ、アガリクス、冬虫夏草、ハナビラタケ、タモギタケ、ヤマブシタケ、チャーガ、カワラタケ、舞茸)、 セルロース、イヌリン、オルニチン、サチャインチオイル&パウダー(耐熱性オメガ3脂肪酸)、 海藻(フコイダン)、クランベリー、田七人参、高麗人参、紅豆杉、納豆菌、グルコサミン、 MSM、ハトムギ、スピルリナ、発酵野菜、クマザサ、青パパイヤ、プロポリス、 キャッツクロー、紫イモ、秋ウコン、春ウコン |
成分 | タンパク質21%以上、脂質8%以上、繊維6%以下、灰分7%以下、水分10%以下、リン0.8%以下、ナトリウム0.4%以下 |
添加物 | フリー |
グレイン | 大麦、玄米 |
グルテン | フリー |
内容量 | 1kg |
エネルギー(100gあたり) | 330kcal |
価格 | 5,000円(税抜) |
単価(100g) | 500円 |
販売会社 | 自然の森製薬 |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
