安全なお産には正しい栄養管理!妊娠中のフード次第で子犬の発育に大きな影響があります!

妊娠中は十分な栄養を与えてあげないと子犬の数や生存率に大きな影響があるのを知っていますか?

妊娠から出産、授乳の時期は胎仔や子犬の分が加算され、多くの栄養が必要になるのは想像できますよね。

なので、いつものドッグフードだけをそのまま与えているだけでは、生まれてくる子犬の数や発育に大きな影響が出てきてしまうんです。

必要量は時期により変化していくので、タイミングよく栄養量を増減してあげないといけません。

この記事では、健康により多くの子犬が生まれてくるために栄養面で気をつけないといけないことをまとめてあります。

これから愛犬に子どもを産ませようと考えているのならぜひご一読ください。

Dr.ノブ

妊娠時期や授乳時期によって必要な栄養量は変わっていきます。
お母さんは大変なんだな。

タロ

交配前後の栄養状態は産子数に大きく影響

母犬の栄養状態は痩せていても太っていても生まれてくる子犬の数に影響が出ます。

痩せていると胚(受精して分裂しはじめた細胞)が途中で死んでしまうことが多く、子犬の数が少なくなります。

また、無事生まれたとしても子犬の発育が悪かったり途中で死んでしまうことが多いのです。

逆に、肥満していても受胎率が低くなって子犬の数は減ります。

出産までに流産や死産しやすかったり難産になる確率も高くなります。

また、極度の肥満では交尾すること自体が困難です。

なので、母犬が適正な体重でない場合は、交配させる3ヶ月前から計画的に適切な体重へなるように準備をしておきましょう。

フラッシングテクニック

古くから知られているフラッシングテクニックという方法で、交配前後の栄養量をコントロールすることで胎子の数を増やすことができます。

内容を簡単に説明すると、交配前に栄養価(タンパク質)を高めておき、交配後、妊娠期に入った時点で栄養価を下げるのです。

具体的には発情前からタンパク質を乾燥重量で25%程度に高めておきます。

妊娠期に入ったら、今度はタンパク質を21~23%に落とすのです。

こうすることで受胎率が高まり、生まれてくる子犬の数を増やすことができます。

Dr.ノブ

妊娠したかどうかは交配後3週間くらいにならないとわからないので、交配後妊娠したものとして先にタンパク質を落としておく必要があります。

年齢も産子数に影響する

子犬の数は母犬の栄養以外にも年齢が大きく影響します。

2歳のビーグルでは平均4.3頭くらい生まれます。

それが3歳半になると4.2頭と減っていき、

7歳になると1.2頭まで減ってしまいます。

犬は生涯に渡って生理が続くので高齢でも妊娠は可能ですが、9歳では平均0.6頭程度しか生まれません。

また、生まれた子犬の死亡率も高齢になるほど高くなり、2~3歳で十数%なのに対して9歳では80%にもなってしまいます。

なので、子どもが欲しいのなら若い内に生ませるようにして、シニアを超えてからはお産させないようにしたほうがいいでしょう。

痩せていても太っていても安全な出産はできない!

痩せていたり太っていたり、母犬の栄養状態が正常でないとたとえ妊娠しても安全に出産することができなくなります。

痩せている時の問題

妊娠後半になると胎仔はたくさんの栄養が必要なのに、母犬が痩せていると栄養が足りず発育に影響します。

また、栄養を取られる母犬の方は、低血糖症を起こしやすくなる問題もあります。

太っている時の問題

母犬が太っていると、子宮まわりの脂肪のために子宮の収縮力の低下が起こり、難産になりやすくなってしまいます。

産道が狭くなったり陣痛が弱くなる影響もあり、難産を助長することに。

暑い時期では、肥満は換気が悪くなり低酸素になって胎仔が死亡してしまう原因にもなります。

妊娠中から授乳中の栄養の必要量

妊娠中はステージによって栄養量をタイミングよく変えることが大切です。

次のようなステップで変えていきましょう。

  • 交配~妊娠中期(4週):フードを通常量(フラッシングテクニックではタンパク量を少し落とす)
  • 妊娠5~6週:フードを25%増量
  • 妊娠8~9週から出産後1週:フードを30~50%増量
  • 哺乳期の最後:フードを最大150~300%増量

成犬用フードを上のような方法で増やしていってもいいのですが、実際には妊娠犬用フード(普通は子犬用フードと兼用)を妊娠5~6週から与えるようにする方がいいでしょう。

その方が必要な栄養が確実に摂れますし、高カロリーなので与える量を減らすことができます。

なお上の増量は目安です。栄養の増量は胎仔の数によって変わってくるので、適宜調節しなければなりません。

Dr.ノブ

いきなり増量するのではなく、妊娠後期に入ったら毎日5~8%ずつ段階的に増やすようにします。
妊娠・授乳しているワンちゃんの栄養とフードの与え方

妊娠用のフードを食べていれば他に加える必要なし

妊娠後期から妊娠犬用フードに切り替えた場合は、それだけで栄養バランスは完璧に取れています。

カルシウムやビタミンDを別途に補給する必要はまったくありません。

補給すると過剰になり、かえって低カルシウム血症になったり、胎仔の骨に異常をきたし難産の原因になることがあります。

※幼犬に成長期用フードを与えている時もよけいな栄養の添加は不要です。

ペットショップで買った子犬に付いてきたカルシウム剤やミルクは必要?

まとめ

体の基礎を作り上げる胎仔期の栄養はとても重要です。

母犬の栄養管理を慎重にしないと妊娠しなかったり、流産や難産で生まれてくる命を失うことになってしまいます。

愛犬に子犬を生ませたい時はしっかりと勉強をして、かかりつけの獣医さんと連携しながら新しい命を迎えてあげてください。

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