オリジンはアカナと同じChampion Petfoods社のブランドです。
Champion Petfoods社ではアカナよりむしろオリジンの方が主力商品です。
「生物学的に適正であること」「地元産の新鮮な原材料を使っていること」「他社に製造を任せないこと」の3つのコンセプトはアカナと同じになっています。
使用している原材料の仕入先は、アカナがカナダのアルバータ州産であるのに対し、オリジンはアメリカのケンタッキー州産。
さらに原材料の肉の比率がオリジンの方が高くなっているのが違います。
Dr.ノブ
タロ
目次
オリジン オリジナルの特徴は基本的にアカナと変わりません。
- 肉を豊富に使っていること(オリジン オリジナルは85%)
- 新鮮な地元産の原材料を使用(地産地消)
- 最初から最後まで自社工場で加工
の3つは共通しています。
アカナも非常に肉を多く使っているのが特徴でしたが、オリジンはさらに肉の量を増やしているという特徴があります。
オリジン オリジナルでは動物性タンパク源がなんと原材料の85%を占めるというぜいたくな仕様です。
非常に高タンパクなので活発な子やアジリティーをしている子におすすめです。
オリジン オリジナルのセールスポイントをくわしく解説します。
- 新鮮でバラエティなタンパク源!
- グレインフリー
- 地元新鮮素材を使用した自社生産
- 炭水化物を制限
- パッケージサイズが豊富
Dr.ノブ
長年、人に飼われて雑食になったといわれる犬も、体の作りは祖先のハイイロオオカミとほとんど変わりません。
そこでオリジンでは犬を肉食ととらえて新鮮な肉をたっぷり使ったドッグフード作りをしています。
しかも1種ではなく鶏・七面鳥・カレイ・卵・サバ・ニシンとバラエティに富んだタンパク源を使い、全材料の85%を肉が占めるというぜいたくなもの。
アカナも肉が60%にもなる動物性タンパク質豊富なフードでしたが、オリジンはそれを上回り85%。
しかもミール類を一切使わずヒューマングレードのフード。
アカナの上位ブランド、Champion Petfoods社のフラッグシップ商品と考えてください。
オリジン オリジナルは、小麦、大麦やライ麦などを一切使用していないグルテンフリーであり、米も不使用でグレインフリー(穀物不使用)です。
グレインフリーなので、アレルギーが気になる or アレルギーが疑われるワンちゃんにも安心して与えることができます。
※当然、人工保存料・着色料などは使用していない無添加ドッグフードなので安心してください。
いくつかのアレルゲンによって食物アレルギーを起こしているワンちゃんではオリジン オリジナルで対応できない可能性があります。
その場合は療法食を与えるか、給与可能なタンパク源のみで作られたドッグフードを与えましょう。
オリジン オリジナルに使用されている新鮮素材はすべて、オリジンの工場のあるケンタッキー州近辺が産地の地元産。
品質もすべての新鮮素材が人用の食材として認められたヒューマングレードのものを使っています。
また、プレミアムドッグフードでは企画する販売会社と製造会社が別のことが多いのですが、オリジンはすべての製造工程を自社工場にて行っています。
すべての管理・製造責任をオリジンが負っているというのは、信頼に値するといえるでしょう。
高タンパクにこだわったオリジン オリジナルは、炭水化物を通常よりも制限しています。
もちろん今の犬には炭水化物も必須の栄養素。
そこで消化吸収がよくて血糖値が上がってしまいやすい米やジャガイモなどの使用を避け、ゆっくりと血糖の上がるカボチャやバターナッツスクワッシュを炭水化物源として採用しています。
プレミアムドッグフードは品質は良いのですが、パッケージサイズのラインナップが1種類あるいは2種類のものが大半です。
小型犬にはこれでピッタリでも中型犬や大型犬になってくると、割高になるし頻繁に封を開けないといけなくて大変なんですよね。
オリジン オリジナルには、最小340gから最大11.3kgまで4つのサイズのパッケージがあるので、愛犬にもっとも使いやすいサイズを選ぶことができます。
上記以外にオリジンの公式サイトでメーカーがアピールしているポイントをまとめてみました。
- タンパク質が38%あり、低GI炭水化物が20%に抑えられたフードは子犬から高齢犬まで使える
- 乾燥肉には肉副産物は使用していない(家禽ミールは不使用)
- 肉の3分の2は生肉を使用
ぜいたくなオリジン オリジナルですがいくつか気になる点があります。
- 脂肪分が多め
- 全ライフステージ用
- コストがかかる
Dr.ノブ
オリジン オリジナルは、高タンパクとともに脂肪分も高めに設定されています。
一般のドッグフードでは脂肪分は12~15%程度に設定(AAFCOの基準では5.5%:必要量つまり最低ライン)されていることが多く、オリジン オリジナルの18%以上というのはちょっと多めになっています。
健康でお腹をこわしたこともないようなワンちゃんなら何の心配もいらないでしょう。
でも、日頃からすぐに便がゆるくなってしまう子には合わないかもしれません。
オリジン オリジナルは全犬種のみならず、全ライフステージに対応として販売されています。
しかし、成長期の子犬は体が小さい割に多くの栄養を必要とします。
オリジン オリジナルは394kcalとカロリーは高めなので子犬に使えないことはありません。
でも、できれば成長期用のドッグフードを使ってあげたほうがいいでしょう。

オリジンには
- 成長期の小型犬~中型犬向けのパピー
- 成長期の大型犬向けのパピー・ラージ
と体格別の子犬用ドッグフードが販売されているので、そちらを利用するのがベストです。
オリジン オリジナルは材料にこだわって、しかも肉をふんだんに使っているためコストがとてもかかります。
アカナはプレミアムドッグフードとしては平均的な価格なのですが、オリジンはアカナの5割以上割り高になります。
小型犬で消費量が少なければ許容できますが、中・大型犬では躊躇してしまう価格なのがネックですね。
肉食の犬のためのフードで食いつきの良さも期待できるオリジン オリジナルですが、口コミ評価はどうなっているでしょう?
まずは良い評価から。
など、食いつきはもちろん、体調が良くなったというコメントが目立ちました。
次に悪い口コミ。
評価の低いコメントはやはり高い価格への不満が多いですね。
Champion Petfoods社のフラッグシップ商品だけあって、コストにとらわれず最高のものを目指して作り上げたドッグフードです。
原材料には気になるものは一切入っていません。
安心して愛犬に与えることができます。
ただし、カロリーが子犬用並みに高いので、運動をあまりしない子や太り気味の子には制限して与える必要があるでしょう。
デメリットとしては価格だけです。
品質的にはアカナで十分だと思いますが、愛犬に最高級のものを与えたいという方ならオススメできます。
原産国 | アメリカ |
---|---|
ライフステージ | 全ライフステージ |
原材料 | 新鮮鶏肉, 新鮮七面鳥肉, 新鮮イエローテイルカレイ, 新鮮全卵, 新鮮丸ごと大西洋サバ, 新鮮鶏レバー, 新鮮七面鳥レバー, 新鮮鶏心臓, 新鮮七面鳥心臓新, 新鮮丸ごと大西洋ニシン, ディハイドレート鶏肉,ディハイドレート七面鳥肉, ディハイドレート丸ごとサバ, ディハイドレート鶏レバー, ディハイドレート七面鳥レバー, 丸ごとグリーンピース, 丸ごとシロインゲン豆, 赤レンズ豆, 新鮮チキンネック,新鮮鶏腎臓, ピント豆, ヒヨコ豆, グリーンレンズ豆, 鶏肉脂肪, 天然鶏肉風味, ニシン油, 粉砕鶏骨, 鶏軟骨, 七面鳥軟骨, ドライケルプフリーズドライ 鶏レバーフリーズドライ 鶏レバー, フリーズドライ七面鳥レバー新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮コラードグリーン, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと梨, カボチャの種, ヒマワリの種, 亜鉛タンパク化合物, ミックストコフェロール(天然酸化防止剤),チコリー根, ターメリック, サルサ根, アルテア根, ローズヒップ, ジュニパーベリー, 乾燥 ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物, 乾燥 プロバイオティクス発酵生成物, 乾燥 ラクトバチルスカゼイ発酵生成物 |
成分 | タンパク質38%以上、脂質18%以上、繊維4%以下、水分12%以下、カルシウム1.2%以上、リン0.9%以上、 オメガ6脂肪酸3.3%以上、オメガ3脂肪酸0.8%以上(DHA0.2%以上、EPA0.2%以上)、 グルコサミン700mg/kg以上、コンドロイチン600mg/kg以上 |
添加物 | 酸化防止剤に天然由来ビタミンE(ミックストコフェロール)のみ使用 |
グレイン | フリー |
グルテン | フリー |
内容量 | 340g、2kg、5.9kg、11.3kg |
エネルギー(100gあたり) | 394kcal |
価格 | 6,480円(税込)[2kg] |
単価(100g) | 324円 |
販売会社 | チャンピオン・ペットフーズ 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
