オーブンベークドトラディションというブランドの名前はほとんどの方が聞いたことがないんじゃないでしょうか?
カナダのプレミアムドッグフードメーカーで、オーブンベークドという製法にこだわったフードが特徴です。
今回紹介するアダルト チキンのほか、幼犬用、シニア用、アダルト ラム、アダルト フィッシュ、グレインフリーチキン、グレインフリーフィッシュと豊富なので今後、注目のブランドです。
Dr.ノブ
タロ
目次
オーブンベークドトラディションは手間のかかるオーブンベイクド製法という方法で作られているのが特徴。
栄養素を損なわずに愛犬に食べさせられるというのが最大のウリです。
この製法なら風味が良いので食いつきの良さにも違いがあるそう。
もちろん無添加のグルテンフリーに、第1主原料がフレッシュチキンとプレミアムドッグフードの基準を十分にクリアしています。
十分に高品質で価格的にも高すぎることもなく、バランスの取れた製品です。
オーブンベークドトラディション アダルト チキンのセールスポイントをくわしく解説します。
- 栄養素を壊さないオーブンベークド製法
- 保存料、着色料、香料など人工添加物不使用
- グルテンフリー
- 新鮮な骨抜きチキンで食いつきがいい
Dr.ノブ
一般のドライフードはエクストルーダという機械を使って高温高圧に加工した原料を、一気にいっきに大気中に放出することで膨らみ、あの軽いスナック菓子のような粒ができあがります。
この方法では高温に加熱するため栄養素がこわれやすいという欠点があります。
それに対して、粒状に成型した原料をオーブンでじっくり焼き上げることで、カリッとしたドライフードに仕上げるのがオーブンベークド製法。
そうすることで、エクストルーダで作るよりも低温で加工できるので栄養素をあまり壊さずにすみます。
また、風味をそこなうことも少ないのでより食いつきの良さが期待できます。
では、なぜ他のメーカーもオーブンベークド製法にしないのかというと、この製法は通常のドライフードの10倍の時間がかかり非常に手間がかかるためです。
オーブンベークドトラディションではワンちゃんのことを考えて、この手間のかかる製法を取り入れています。
オーブンベークドトラディションには人工保存料や着色料、香料などは一切使用されていません。
当然、評判の悪いBHA、BHT、没食子酸プロピルなどの添加物は入っていないので安心です。
添加しているのはミックストコフェロールやローズマリーなど天然素材のものを、保存料や酸化防止剤の効果を狙って使っているだけです。
愛犬に長期にわたって食べさせても安心です。
食物アレルギーは犬に非常に多く、かゆみや下痢を起こします。
個体によって症状の強さはさまざまなので、軽い症状の場合は飼い主さんも気づいていないことがあります。
なので、アレルギーの家系や犬種であったり、アレルギーらしき兆候があるのならなるべくグルテンフリーのフードを選んだほうがいいのです。
オーブンベークドトラディションはアレルギー用フードというわけではありませんが、アレルゲンとなりやすい小麦が使用されていないグルテンフリーのドッグフード。
将来的にアレルギー症状が出てくるのが心配ならおすすめです。
ナチュラルなプレミアムドッグフードの場合、香料や調味料を使用していないので安全・安心なのはいいのですが、一般ドッグフードに比べると食いつきは劣りがち。
しかしオーブンベークドトラディションには、第1主原料として骨抜きチキンが使用されていて、しかもオーブンベークド製法のため風味がよく、食いつきの良さが期待できます。
上記以外にオーブンベークドトラディションの公式サイトでメーカーがアピールしているポイントをまとめてみました。
- コラーゲン成分のコンドロイチン成分を含む
- 腸内で善玉菌のエサになるイヌリンを多く含む
- 皮膚と被毛の健康維持に重要なオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸をバランスよく含む
- 体内に吸収されやすいキレート化ミネラルを使用
オーブンベークドトラディション アダルト チキンで気になるデメリットや残念な点はこちら。
- チキンミールが使用されている?
- グレインフリーではない
Dr.ノブ
オーブンベークドトラディション アダルト チキンの原材料表をみるとチキンミールが使用されています。
通常チキンミールは人の食べる食品では使用されないので、ヒューマングレードのフードではないことがほとんどです。
日本の規格ではチキンミールには肉副産物や4Dミートが入っている可能性があります。
しかし、オーブンベークドトラディションはカナダ産のフード。
必ずしも肉副産物や4Dミートが使用されているとは限りません。
また、同じ国のチキンミールであってもメーカーによって骨や内臓を入れているものと肉しか使用していないものがあったりします。
オーブンベークドトラディションのメーカーはすべての主原料が人の食品の規格であるHACCPの認可を受けていると明言しています。
つまり、オーブンベークドトラディションはチキンミールが入っていてもほぼヒューマングレードのドッグフードと考えていいでしょう。
グレインフリーとは穀物類を一切使用していないこと。
オーブンベークドトラディション アダルト チキンには、オーツ麦・大麦・米が使用されているのでグレインフリーではありません。
非常にアレルゲンとなりやすい小麦とは違い、これらの穀物ではアレルゲンとなることは比較的少ないものですが、すでにアレルギーの疑いがあるワンちゃんは避けたほうがいいかもしれません。
オーブンベークドトラディションにはグレインフリーチキン、グレインフリーフィッシュというラインナップがあるので、そういう場合はそちらの方を選びましょう。
愛犬の健康を第一に考えて作られたオーブンベークドトラディションですが、口コミ評価はどうなっているでしょう?
いろいろ探しましたが、まだマイナーなブランドのため現在のところ口コミ評価はまったくない状態です。
いずれ評価がそろった段階であらためて紹介したいと思います。
メーカーの売りとして栄養をそこなわないオーブンベークド製法が全面に押し出されていますが、他のプレミアムドッグフードでも栄養添加物で調整して必要な栄養素は十分に含まれています。
なので栄養うんぬんということはあまり気にしないほうがいいでしょう。
オーブンベークドトラディションの製品も栄養添加物を使用していますしね。
それよりも無添加、グルテンフリー、ほぼヒューマングレードで第1主原料にチキン生肉を使っているプレミアムドッグフードとしては価格が低め(ネット価格)なのが魅力です。
試しにプレミアムドッグフードを使ってみたいという方におすすめです。
オーブンベークドトラディションを辛口にチェックするなら以下のポイントが気になります。
それは輸入フードであること。
品質の良いフードでも輸送の間に劣化しないかという心配が多少あります。
輸入フードでは長距離輸送になるので、国産フードに比べると不利です。
国産フードだと工場直送で家庭に届く商品もあるので、製品の新鮮さでは一歩譲ってしまいますね。
輸入の輸送過程にもピンからキリまであって、他の商品と雑多に常温のコンテナで運ばれてくるものもあれば、チャーターした保冷コンテナで厳重に管理されて輸送されるものもあります。
条件のいい輸送であれば劣化は最低限に抑えられます。
オーブンベークドトラディションは日本では売れているフードとは言えないので、管理の行き届いたコンテナで輸送されているのかが気になるところ。
飼い主さんが安心できるようにそのへんの情報も公開してほしいですね。
原産国 | カナダ |
---|---|
ライフステージ | 成犬 |
原材料 | 骨抜きフレッシュチキン、オート麦ミール、ひき大麦、ニシンミール、チキンミール、 ひき玄米、ひき精白大麦、チキン脂肪(混合トコフェロール保存料)、ひきライ麦、 亜麻仁、リン酸一ナトリウム、乾燥鶏卵製品、海塩、塩化カリウム、イヌリン(プレバイオティック)、 ユッカ・シジゲラエキス、タウリン、塩化コリン、ニシンオイル、グルコサミン塩酸塩、 硫酸コンドロイチン、アサイーベリー、ビタミンE、ベータカロチン、フレッシュホウレンソウ、 乾燥ケルプ、フレッシュブロッコリー、フレッシュサツマイモ、フレッシュアップル、 フレッシュブルーベリー、フレッシュラ・フランス、フレッシュバナナ、乳酸菌(ラクトバシラス・アシドフィラス)、 乳酸菌(ラクトバシラス・ラクチス)、乳酸菌(ラクトバシラス・カゼイ)、ビタミン類(ビタミンAアセテート、ビタミンD3、ビタミンB12、硫酸鉄、酸化亜鉛、ナイアシン、 パントテン酸カルシウム、天然硫酸銅、二酸化マンガン、 リボフラビン補助剤、 ビタミンB1、ヨ ウ素酸カルシウム、塩酸ピリドキシン、葉酸、亜セレン酸ナトリウム)、 ナチュラルフレーバー、ローズマリーエキス (微量のピーナッツを含有) |
成分 | タンパク質22%、脂質12%、繊維3.5%、灰分7%、水分10%、オメガ6脂肪酸3.25%、オメガ3脂肪酸0.75% |
添加物 | 保存料にミックストコフェロールやローズマリーのみ使用 |
グレイン | オーツ麦、大麦、米 |
グルテン | フリー |
内容量 | 1kg、2.27kg、5kg |
エネルギー(100gあたり) | 370kcal |
価格 | 3,240円 [2.27kgのネット参考価格] |
単価(100g) | 143円 |
販売会社 | わんにゃんキッチン 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
