ペットカインド グリーンビーフトライプはカナダ産のプレミアムドッグフード。
プレミアムドッグフードとして無添加でグレインフリーということ以外に、他にはない特徴を持っています。
それは牛の胃を主原料にしているというもの。
なぜ牛の胃を主原料にしたのかは、肉食動物は獲物の草食動物の内臓を好むという考え方から来ているようです。
Dr.ノブ
タロ
目次
ペットカインド グリーンビーフトライプを選ぶに値するメリットやおすすめのポイントをピックアップ!
- 肉食動物の好む内蔵が主原料
- 合成保存料・着色料・香料不使用
- グレインフリー
- 活動犬に最適な高タンパクフード
Dr.ノブ
肉食動物が獲物をとらえたらまず内臓から食べるのは有名な話ですが、ペットカインド社によればまっさきに食べるのが胃であるとのこと。
胃を好むのは元が肉食動物である犬でも同じと考え、第1主原料としてビーフトライプ(牛の第4胃)を使用したという珍しいフードです。
そのため本能的によろこんで食べてくれ、栄養的にもすぐれているそう。
ラインナップにはほかに、
- グリーントライプ&バイソン
- グリーンラムトライプ
- グリーントライプ&ワイルドサーモン
があり、それらではバイソントライプ(バイソンの胃)やラムトライプ(羊の胃)なども使用されています。
ペットカインド グリーンビーフトライプはプレミアムドッグフードの基本である無添加もしっかりと満たしています。
人工合成した保存料・酸化防止剤・着色料・香料などは一切使用しておらず、天然の酸化防止剤としてミックストコフェロール(ビタミンE)が使用されているのみ。
ドッグフードを毎日食べるワンちゃんでは人間以上に添加物の影響が気になりますが、ペットカインド グリーンビーフトライプなら安心して食べさせることができます。
巷では、肉食動物であった犬に穀物類の入ったドッグフードを食べさせると消化不良を起こすので良くないという話があります。
この点については以下の記事で紹介したように、穀物が消化に悪いなんてことはありません。

ただし、ワンちゃんが穀物に対するアレルギーを持っていた場合は問題があります。
食物アレルギーでは体をかゆがるほか、下痢や軟便のような消化器症状が出ることがあり、アレルギーの家系・品種やすでにアレルギーの傾向のあるワンちゃんでは、穀物の入っていないフードを選ぶほうが無難でしょう。
ペットカインド グリーンビーフトライプは穀物(ここではイネ科の農作物)が使用されていないグレインフリー。
アレルギーが気になるワンちゃんでも比較的安心して食べさせられます。
ペットカインド グリーンビーフトライプは第1から第3主原料まで、
- ビーフトライプ(生・牛胃)
- ビーフ(生)
- チキン(生)
というように動物性タンパク源がたくさん使われています。
そのため栄養比率でタンパク質が32%と非常に高タンパクなフードの仕上がりに。
高タンパクは食いつきの良さにつながるので、好き嫌いのあるワンちゃんでも食べてくれる期待大です。
また、タンパク質は筋肉を作るための材料なので、よく動き回っている活動犬やアジリティ競技にチャレンジしているワンちゃんにもいいですね。
ペットカインド グリーンビーフトライプを選ぶ際に気になるデメリットや残念な点はこちら。
- ヒューマングレードではない
- ライフステージ別になっていない
- コストがかかる
Dr.ノブ
ペットカインド グリーンビーフトライプには動物性タンパク源として、ビーフトライプやビーフ・チキンの生肉以外にチキンミールとターキーミールが入っています。
ミールとは肉などを加工して粉末状にした肉粉や肉骨粉のことで、ネットでは肉副産物が使用されているとして評判の悪いものです。
ただし、ミールといっても国やメーカーによって規格がいろいろで、肉副産物が入っているのもあれば肉のみから作っているもの、中にはヒューマングレードの肉のみから作っているものもあります。
なので、一概にペットカインド グリーンビーフトライプのミール類はヒューマングレードではないと断定はできないですが、その可能性は高いのではないかと思います。
以下の記事で書いたように、たとえ肉副産物を使用していたとしてもリスクがあるわけではありません。
あくまでも気持ちの問題で、家族同然の愛犬に人が食べられないものを与えたくないのならおすすめできません。
確実にヒューマングレードのフードを選ぶのならDr.ノブおすすめドッグフードから選びましょう。

残念ながら、ペットカインドの製品はライフステージ別になっておらず、子犬も成犬もシニア犬も同じものを与えることになります。
ということは、必要な栄養量が多い子犬では1回の食事量がとても多くなってしまいます。
適応できる場合がほとんどですが、食べ過ぎで吐いてしまったり便がゆるくなってしまう原因になることも。
小規模なメーカーなので難しいのかもしれませんが、できればライフステージそれぞれに専用食を出してほしいものです。
プレミアムドッグフードは一般食にくらべて手間とコストがかかっているので、価格が高くなってしまうのは仕方のないことです。
しかし、ペットカインド グリーンビーフトライプは牛の第4胃という変わった素材を第1主原料にしているためか、他社の同レベルの品質のプレミアムドッグフードと比較して割高なのは否めません。
体の大きいワンちゃんにずっと食べさせ続けていくには、ちょっとふところが痛いですね。
個性的なペットカインド グリーンビーフトライプですが、実際の口コミ評価はどうなっているでしょう?
ペットカインド グリーンビーフトライプは非常にマイナーな製品なので、ほとんど口コミがありませんでした。
もう少し普及して口コミが溜まってきたらあらためて紹介したいと思います。
ペットカインド グリーンビーフトライプの最大の特徴は牛の胃を主原料にしていること。
僕が知っている中で、トライプを主原料にしているフードは他に知りません。
多くのフードはごくありふれた原料から作られているので風味は似通ってきますが、このフードはかなり違ったものになるはず。
ほかのフードを飽きて食べなくなったワンちゃんに試してみるといいかもしれません。
ペットカインド グリーンビーフトライプを辛口にチェックするなら以下のポイントが気になります。
それは輸入フードであること。
他のフードでも繰り返し言っているのですが、輸入フードではどんなに品質の良いフードでも輸送の間に劣化しないかという心配があります。
輸入フードでは長距離輸送になるので、国産フードに比べると不利です。

国産フードだと工場直送で家庭に届く商品もあるので、製品の新鮮さでは一歩譲ってしまいますね。
輸入の輸送過程にもピンからキリまであって、他の商品と雑多に常温のコンテナで運ばれてくるものもあれば、チャーターした保冷コンテナで厳重に管理されて輸送されるものもあります。
条件のいい輸送であれば劣化は最低限に抑えられます。
ペットカインド グリーンビーフトライプはメジャーなフードではないので、いい状態のコンテナで運ばれているのかとても気になります。
飼い主さんが安心できるようにそのへんの情報も公開してほしいですね。
原産国 | カナダ |
---|---|
ライフステージ | 全ライフステーシ |
原材料 | ビーフトライプ、牛肉、鶏肉、エンドウ豆、チキンミール、七面鳥ミール、エンドウ豆澱粉、 エンドウ豆タンパク、鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)、レンズ豆、亜麻仁、 ナチュラルフレーバー、キノア、カボチャ、ホウレンソウ、ニンジン、ブロッコリー、 クランベリー、りんご、ブルーベリー、バナナ、リン酸二カルシウム、炭酸カルシウム、 塩化ナトリウム、塩化カリウム、サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、 チコリ根、ビタミン(ビタミンA、ビタミン D3、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、 リボフラビン、硝酸チアミン、塩化ピリドキシン、葉酸、ビタミン B12)、 ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、亜鉛タンパク化合物、鉄タンパク化合物、硫酸銅、酸化マンガン、 銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、 タウリン、乾燥ラクトバチルス・アシドフィラス発酵物、乾燥ラクトバチルス・カゼイ発酵物、 乾燥ビフィズス菌ビフィダム・サーモフィラム発酵物、乾燥ストレプトコッカス・フェシウム発酵物、 ユッカシジケラ、ローズマリー、トウガラシ、ペパーミント、タイム、緑茶抽出物 |
成分 | タンパク質32%以上、脂質16%以上、繊維4%以下、灰分8.5%以下、水分10%以下、オメガ6脂肪酸3.0%以上、オメガ3脂肪酸1.0%以上 |
添加物 | 保存料に天然由来のミックストコフェロール(ビタミンE) |
グレイン | フリー |
グルテン | フリー |
内容量 | 230g、907g、2.7kg、6.35kg、11.34kg |
エネルギー(100gあたり) | 365.7kcal |
価格 | 5,184円 [2.7kg ネット参考価格] |
単価(100g) | 192円 |
販売会社 | わんにゃんキッチン 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
