ドッグフードによく使われる原材料その5 ローズヒップ

なぜドッグフードにローズヒップ?

美容に良いと人気のローズヒップティー。

このローズヒップが一部のドッグフードでは原材料として使用されていることがあります。

でも、ワンちゃんに美容?と疑問に思ってしまいますよね。

低価格のドッグフードでローズヒップが使用されていることはなく、高級なプレミアムドッグフードでのみ使用されているので、何かいい効果があるのではないかとは思いますが、実際のところはどうなんでしょう。

この記事では、ローズヒップに期待される効果とドッグフードに使用される理由について調べてみました。

ローズヒップとは

ローズヒップはバラ科バラ属の植物になる果実のことでいろんな品種があり、代表的なのはドッグ・ローズと呼ばれるもの。

ヨーロッパでは昔から薬用として用いられていて、一時、狂犬病にも効くという話があったためドッグ・ローズ、「犬のバラ」と呼ばれるようになったんだそうです。

※ちなみに、狂犬病は現代でも発症したらほぼ100%死んでしまう病気で、効く薬は存在しません。

ローズヒップティーが有名なようにお茶として飲用されることが多いためハーブとして扱われることが多いですが、他のハーブと違い果実なのでビタミンなどの栄養が豊富なのが特徴です。

  • ビタミンC
  • ビタミンA
  • ビタミンB
  • ビタミンE
  • カロチノイド
  • フラボノイド(ビタミンP)
  • ペクチン
  • クエン酸
  • マレイン酸
  • リコピン

などを含んでいます。

とくにビタミンCの含有量が多くレモンの10倍も含んでいる上、ローズヒップのビタミンCは熱を加えても壊れにくいという特徴があります。

ビタミンCなどの優れた抗酸化作用により、ローズヒップには、

  • 美肌効果・アンチエイジング効果
  • 疲労回復・風邪の予防
  • 関節痛を和らげる効果

などがあるとされています。

ドッグフードにローズヒップが使われるのはなぜ?

ローズヒップにはビタミンCによる優れた抗酸化作用があるので、ローズマリーのように人工添加物に代わる天然由来の酸化防止剤として使用されている可能性が高いですね。

さらにローズヒップは栄養が豊富なので、食材として利用されている面もあるでしょう。

ただし、ビタミンCに関しては犬は体内で合成できるので、栄養としてのビタミンCの添加を狙っているわけではないのかもしれませんね。

Dr.ノブ

ストレス状態ではビタミンCの消費は激しくなるので、ストレス時に備えて補給するという意味はあるでしょう。

ローズヒップにリスクはない?

ローズヒップを過剰に摂取して中毒を起こしたという報告はありません。

しかし、食べ過ぎると胸やけ・胃けいれん、不眠などの症状が起きる可能性はあるようです。

もっとも、これはあくまでもローズヒップを食べ過ぎた時の話で、ドッグフードに含まれている程度の量では心配するようなリスクはないと言っていいでしょう。

ローズヒップを使用しているドッグフード