ドッグフードによく使われる原材料その1 ローズマリー

なぜドッグフードにローズマリー

ドッグフードの原材料表を見ると、ローズマリーがよく使われています。

ローズマリーは肉料理などに使われるハーブとして有名ですが、ドッグフードにハーブというのはピンときませんよね。

ドッグフードは臭い消しをする必要もないですし、鼻のいいワンちゃんの食事にニオイのきついハーブを使うと嫌がって食べなくなるんじゃないかと心配してしまいます。

ローズマリーが使用されているフードは決まって無添加ドッグフードやプレミアムドッグフードと呼ばれるたぐいの製品。

これらの分野でローズマリーがドッグフードの原材料として使われているのは何故なのでしょう?

この記事では、ローズマリーに期待される効果とドッグフードに使用される理由について調べてみました。

ローズマリーとは

ローズマリーはシソ科の低木で、昔から肉や魚の臭みを取るため使われるハーブとして知られています。

一方で、その抗菌作用から素材を長持ちさせる目的で用いられたり、薬用としても使用されてきたようです。

近代の研究でもその薬効が調べられていて、ローズマリーで期待される効能には以下のようなものが挙げられます。

  • 神経に働いてリラックス作用や記憶力を高める作用
  • 育毛効果
  • アレルギー改善
  • 抗菌作用
  • 抗酸化作用
  • アンチエイジング

など、いろいろな効果が報告されていますね。

ただし、ローズマリーに含まれるポリフェノールの実験レベルの効果ばかりで、医学的に臨床上効果があっというレベルの報告はほとんどないので、期待し過ぎないようにしたほうがいいでしょう。

ドッグフードにローズマリーが使われるのはなぜ?

ローズマリーのアレルギー改善効果やアンチエイジング効果はちょっと期待してしまいますが、気休め程度に考えておきましょう。

人間だってローズマリーを料理に使ってよく食べているからといって、特別、体調やアンチエイジングの効果を感じることってないじゃないですか。

そもそもドッグフードにローズマリーが入っていると言っても、薬効が期待できるほど含有されているとは思えないですしね。

はっきりしている効果としては、ドッグフードが酸化するのを防ぐ酸化防止剤としての効果

メーカーもハーブとしてのいろいろな効果を期待しているわけではなく、天然の酸化防止剤としてローズマリーを利用しているのは明らかです。

一説によれば、ローズマリーの酸化力は、かの悪名高いBHTやBHAよりも高いとか。

不安のある化学合成された酸化防止剤の代わりとして使われているのであって、上に挙げたようなさまざまな薬効は「効いてくれればいいな」ぐらいに思っておきましょう。

Dr.ノブ

メーカーによってはハーブの効果を謳(うた)っているところもありますが、ドッグフードを選ぶ際のメリットとして考えるほどではありませんね。

ローズマリーにリスクはない?

ローズマリーが医療目的で使用されることはないので、副作用が心配されるほど摂取することはありえません。

上にも書いたように、ドッグフードに使用されている量なんてしれています。

実際にこれだけのローズマリーを食べたら中毒になるというデータもないようです。

なので、酸化防止剤としてドッグフードにローズマリーが使用されていても何の心配ありません。

Dr.ノブ

ただし、薬効を期待してローズマリーを外用として皮膚に塗ったりもするようなんですが、直接肌に使った場合には刺激性があったり、アレルギーによる皮膚炎を起こす可能性があるそうです。

ローズマリーを使用しているドッグフード