ソリッドゴールドはアーテミスと同じメーカーの別ブランドで、こちらの方は40年の歴史がある定番商品です。
ソリッドゴールドには小型犬用のウィービットのほか、大型犬用のウルフキング、低アレルゲンでラム肉・玄米を主原料としたフントフラッケン、低アレルゲンで魚肉をベースにしたホリスティックブレンド、活動犬用のミレニアム、グレインフリーで鹿肉が主原料のバックワイルドがあります。
原材料の品質の良さはアーテミスと同じですが、豊富なラインナップと長年支持されてきた信頼性は一歩抜きん出ています。
この記事では代表してウィービットについてくわしく紹介します。
Dr.ノブ
タロ
目次
ソリッドゴールド ウィービットを選ぶに値するメリットやおすすめのポイントをピックアップ!
- 人工保存料・着色料不使用
- グルテンフリー
- 肉副産物不使用
- 低アレルゲンのバイソンと魚肉が主原料
Dr.ノブ
人ではなるべく添加物を使っていない製品を選ぶというのはあたりまえのことですが、最近はドッグフードも人工保存料や着色料を使用していない製品が増えてきました。
ワンちゃんは毎日同じフードを食べ続けるのですから、人間以上に添加物の有無には気を使ってあげたいものです。
今やプレミアムドッグフードでは無添加であることは必須になっています。
当然、ソリッドゴールド ウィービットも化学合成された保存料や酸化防止剤、着色料は使用されていません。
天然の保存料としてミックストコフェロール(ビタミンE)が使用されているだけです。
なので、毎日でも安心して食べさせることのできるフードといえます。
最近は食べたものによって痒みや下痢が起こる食物アレルギーの犬が増えてきています。
中でも人の三大アレルゲンである小麦は犬においてもアレルゲンになりやすい食品の代表です。
それなのに小麦はドッグフードの主原料として使われることがとっても多いんです。
食物アレルギーを防ぐための基本はアレルゲンである食品を避けること。
ソリッドゴールド ウィービットは小麦を一切使用しないグルテンフリーのドッグフードなので、アレルギーが気になる子にも比較的安心して食べさせることができます。

ドッグフードにはコストを下げるために、人が食べない羽・頭・内臓の部分を利用した肉骨粉がよく利用されています。
世間で噂されているようなリスクのあるものではありませんが、家族同然に育ている愛犬に食べさせるのは抵抗がある人も多いかもしれません。
ソリッドゴールドでは、公式サイトにて肉副産物を利用していないことがはっきりと明示されているので、肉副産物が入っている心配はありません。

犬の食物アレルギーでは、小麦以外にも動物性タンパク源がアレルゲンとなることが少なくありません。
アレルギーの獲得は子犬の頃に食べていたものに対して成立すると考えられているので、これまで食べたことのないタンパク質ではアレルギー反応が起こりにくいものなのです。
ソリッドゴールド ウィービットのタンパク源はドッグフードの原料としては珍しいバイソンと魚肉。
低アレルゲンなので、アレルギーが気になる子にも向いているフードといえます。
ソリッドゴールドにはその他に
- フントフラッケン(ラム肉と玄米が主原料)
- ホリスティックブレンド(魚肉をベース)
- ウルフキング(バイソンと魚が主原料)
- ミレニア(ビーフと魚が主原料)
- バックワイルド(鹿肉が主原料)
と、さまざまなタンパク源を使用したラインナップがそろっています。
ソリッドゴールド ウィービットを選ぶ際に気になるデメリットや残念な点はこちら。
- グレインフリーではない
- ヒューマングレードではない
- ライフステージ別に分かれていない
Dr.ノブ
ソリッドゴールド ウィービットには小麦は使用されていませんが、米・大麦といった穀物は使われているのでグレインフリー(穀物不使用)ではありません。
これらの穀物に対してアレルギーがあるワンちゃんには食べさせることはできません。
ただし、米や大麦は小麦ほどアレルゲンになりやすいわけではないので、ほとんどのワンちゃんで問題にはならないでしょう。
また、犬は穀物をうまく消化できないので穀物入りのドッグフードは消化不良を起こすということがよく言われますが、きちんと加工されたドッグフードは消化率は非常に高いので問題になることはありません。
ソリッドゴールドは原料に肉副産物を使用していない品質の高いドッグフードですが、公式サイトをチェックしても人間が食べられる品質であるとの記述は見つけられませんでした。
一方、同じ会社のアーテミスのフレッシュミックスでは人間が食べられるレベルの食材を使用していることをわざわざアピールしています。
なので、ソリッドゴールドはヒューマングレードではないということが間接的に推察できます。
家族同然の愛犬には人間でも食べられる品質のものを与えたいという方は、フレッシュミックスの方をチョイスしましょう。
確実にヒューマングレードのフードを選ぶのならDr.ノブおすすめドッグフードから選びましょう。
ソリッドゴールドの製品には子犬用のフードが用意されていません。
ソリッドゴールド ウィービットのように全ライフステージ用か、成犬~老犬用しかありません。
一応、AAFCO(米国飼料検査官協会)の推奨する成長期の栄養量はクリアしているようですが、カロリーは3745kcal/kgと一般的な子犬用フードに比べると低め。
成長期には成犬の2倍ほどのカロリーが必要なので1回の食事でかなり大量に食べないといけません。
たいていの子犬は適応しますが、中には食べ過ぎで吐いてしまったり便がゆるくなる原因になることがあります。
できれば子犬用の製品を作って欲しいですね。
低アレルゲンで安全なソリッドゴールド ウィービットですが、口コミ評価はどうなっているでしょう?
まずは良い評価から。
食いつきも体調の変化も好評のようです。
次に悪い口コミ。
一定数はお気に召さないワンちゃんがいるようです。
昔からプレミアムドッグフードといえばソリッドゴールドは必ず挙げられるほど有名なブランドです。
40年にもわたって売れ続けているという事実自体が製品の信頼性を裏付けていると言えます。
プレミアムドッグフードが初めてでどれにすればいいか迷っている方には有力な候補になるでしょう。
タンパク源を魚ベースのホリスティックブレンドやラムを使ったフントフラッケンなども選べるので、アレルギーが気になるワンちゃんにもおすすめです。
ソリッドゴールドを辛口にチェックするなら以下のポイントが気になります。
それは輸入フードであること。
品質の良いフードでも輸送の間に劣化しないかという心配が多少あります。
輸入フードでは長距離輸送になるので、国産フードに比べると不利です。

国産フードだと工場直送で家庭に届く商品もあるので、製品の新鮮さでは一歩譲ってしまいますね。
輸入の輸送過程にもピンからキリまであって、他の商品と雑多に常温のコンテナで運ばれてくるものもあれば、チャーターした保冷コンテナで厳重に管理されて輸送されるものもあります。
条件のいい輸送であれば劣化は最低限に抑えられます。
ソリッドゴールドに限らず輸入フード全般に言える懸念なのですが、いい状態のコンテナで運ばれているのかとても気になります。
そのへんの情報開示があると良いのですが。
原産国 | アメリカ |
---|---|
ライフステージ | 全ライフステージ |
原材料 | バイソン、オーシャンフィッシュミール、玄米、えんどう豆、カノラオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、 オートミール、豆タンパク質、乾燥卵、米ぬか、挽き割り精製大麦、サーモンミール、 トマト搾り粕(リコピン)、天然風味料、フラックスシード、塩、塩化コリン、DLメチオニン、 塩化カリウム、サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、タウリン、 L-カルニチン、ニンジン、パセリ、リンゴ、クランベリー、ブルーベリー、レタス、 セロリ、サトウダイコン、クレソン、ホウレンソウ、乾燥チコリ根、ブロッコリー、 スペアミント、アーモンドオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、セサミオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、 ユッカシジゲラエキス、乾燥ケルプ、タイム、ヒラマメ、ビタミンA、ビタミンD3、 ビタミンE、硫酸亜鉛、ナイアシン、硫酸第一鉄、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)、 パントテン酸カルシウム、チアミン硝酸塩、硫酸銅、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、 硫酸マンガン、キレート亜鉛、葉酸、ヨウ化カルシウム、キレートマンガン、キレート銅、 亜セレン酸ナトリウム、ビオチン、ビタミンB12、ローズマリーエキス、ラクトバチルスアシドフィルス、 エンテロコッカスフェシウム、ラクトバチルスカゼイ |
成分 | タンパク質28%以上、脂質18%以上、繊維4%以下、水分10%以下、 オメガ6脂肪酸2.75%、オメガ3脂肪酸1.25% |
添加物 | 保存料にミックストコフェロール(ビタミンE) |
グレイン | 米、大麦 |
グルテン | フリー |
内容量 | 1.8kg、5.4kg |
エネルギー(100gあたり) | 374.5kcal |
価格 | 2,748円 [1.8kg ネット参考価格] |
単価(100g) | 153円 |
販売会社 | ケイエムテイ 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
