ティンバーウルフは犬を家庭に住むオオカミととらえて、自然の食事を再現するよう穀物を不使用とし動物性タンパク源を高比率で使用したアメリカ産のプレミアムドッグフードです。
また、フードローテーションを薦めていて、そのために主原料のタンパク源をさまざまに変えたラインナップをそろえているのが特徴です。
「ダコタ」「オーシャンブルー」「セレンゲティ」「ワイルド&ナチュラル」「メディットラム」と5種類ありますが、今回は一般的な原料であるチキンを主原料としたワイルド&ナチュラルを詳しく紹介します。
タロ
目次
ティンバーウルフを選ぶに値するメリットやおすすめのポイントをピックアップ!
- 人工合成した保存料や着色料不使用
- 動物性原材料80%の高タンパク食
- グレインフリー
Dr.ノブ
どんなにいい材料を使って栄養バランスが取れているフードでも、化学合成された添加物が入っていると気になりますよね。
人の食べ物でも気になるくらいですから、毎日ドッグフードを食べるワンちゃんではなおさらのことです。
ティンバーウルフの製品はすべてBHA・BHT・エトキシキンのような合成保存料や人工の着色料・香料などは一切使用されていません。
安心していつまでも長く与えられる食事です。
ティンバーウルフでは、犬は家庭で飼われているオオカミであるとの考えのもと、食事は祖先のオオカミと同じような肉中心の内容であるべきとしています。
そこで各種製品の原材料のうち80%に動物性タンパク源を使用。
そのためすべての製品のタンパク質の成分比が30%を超える(ワイルド&ナチュラルでは38%)高タンパク食になっています。
体作りに必要なタンパク質が豊富なので、運動量の多い活動犬やアジリティ競技犬などに最適です。
小麦は人で三大アレルゲンであることを知っていますか?
犬でも状況はあまり変わりません。
穀物によるアレルギーは犬でも意外に多いものです。
ティンバーウルフでは、オオカミは野生では穀物を食べないとして、すべての製品に小麦や大麦、米などの穀物を使用していません。
なので、アレルギーが気になるワンちゃんでも比較的安心して食べさせることができます。
また、穀物の代わりの炭水化物源としては低GIの野菜を使用しています。
米のような高GI食品は食後高血糖を起こして糖尿病や肥満につながると懸念されています。
ティンバーウルフでは、低GI原料を使うことで、高GIで起こりやすい食後高血糖になりにくいように配慮されています。
上記以外にティンバーウルフの公式サイトでメーカーがアピールしているポイントをまとめてみました。
- プロバイオティクスとプレバイオティクスを配合し、整腸作用、抗アレルギー作用、免疫機能を強化
- 低GI原材料を使用し、肥満対策や血糖値の健康に配慮
ティンバーウルフを選ぶ際に気になるデメリットや残念な点はこちら。
- ヒューマングレードではない?
- ライフステージ別になっていない
- コストがかかる
Dr.ノブ
ドッグフードには、人で食べることのない肉副産物やそれらをもとに作ったレンダリング製品(○○ミールなど)、てん菜(砂糖の原料)の絞りカスで作ったビートパルプなどがよく使用されています。
これらは安全面で問題があるというわけではありません。

しかし、家族同然の愛犬に食べさせるフードに入っているのは、気になる人は気になるもの。
ティンバーウルフ ワイルド&ナチュラルの第1主原料にチキンミールが使用されています。
他のラインナップでもミール類が使用されていて肉副産物から作ったレンダリング製品?と気になるところ。
でも、どうやら大丈夫のようです。
正規代理店のHPにて、肉副産物やレンダリング製品を使用していないことが明示されています。
つまり、記載のチキンミールは肉のみから作られたもので、人が食べられない骨や内臓などの部分は入っている心配はないということになります。
肉副産物の心配はないようですが、どこにもヒューマングレードであるとは明示されていないので完全なヒューマングレードではなさそうです。
確実にヒューマングレードのフードを選ぶのならDr.ノブおすすめドッグフードから選びましょう。
ティンバーウルフの製品はすべて全ライフステージ用で、子犬用やシニア用は用意されていません。
これはメーカーのポリシーで、シニアでも高栄養高タンパクであるべきだとの考えのようです。
しかし、当サイトではフードはライフステージ別がベストとの立場をとっています。
確かに、非常に高齢になると少食になり必要なタンパク質や栄養が摂れないため高タンパク食が必要になります。
しかし、シニアでもまだまだ元気なうちは、肥満させないこと、満足できる量、衰えてくる消化機能をサポートするような構成などを考えたシニア用のフードがベストなのです。
人に当てはめてみて考えてみてください。
若い時は揚げ物や肉などを平気で食べていたのに、高齢になったら若い頃のような脂っこい食事は苦手になってくるものです。
(中には揚げ物やステーキをガツガツ食べる老人もいますけどね)
ワンちゃんだって同じこと。
より消化の良い、体に負担にならない食事を与えたいものです。

もともとプレミアムドッグフードは一般のドッグフードに比べて高いものですが、その中でもティンバーウルフかなり高い方。
原料のうち、肉類を80%も使っているのでコストがかかるのは仕方のないことかもしれません。
小型犬では許容できるコストですが、中型犬以上の体格のワンちゃんに与えるのなら、かなりの出費の覚悟が必要です。
安全で肉たっぷりのティンバーウルフ ワイルド&ナチュラルですが、口コミ評価はどうなっているでしょう?
まずは良い評価から。
食いつきはおおむねいい評価がついています。
次に悪い口コミ。
ニオイについてのコメントがいくつか見られました。
動物性タンパク源を80%も使用し非常に高タンパク質なので、強い体作りが必要な活動犬にピッタリのフード。
しかし、ネットの口コミではハーブの香りが強く、ワンちゃんによってすごく食べる子と食べない子に好みがはっきりと分かれるようです。
切り替えるのなら1.36kgの小パッケージから始めるのが無難でしょう。
ティンバーウルフを辛口にチェックするなら以下のポイントが気になります。
それは輸入フードであること。
品質の良いフードでも輸送の間に劣化しないかという心配が多少あります。
輸入フードでは長距離輸送になるので、国産フードに比べると不利です。

国産フードだと工場直送で家庭に届く商品もあるので、製品の新鮮さでは一歩譲ってしまいますね。
輸入の輸送過程にもピンからキリまであって、他の商品と雑多に常温のコンテナで運ばれてくるものもあれば、チャーターした保冷コンテナで厳重に管理されて輸送されるものもあります。
条件のいい輸送であれば劣化は最低限に抑えられます。
ティンバーウルフに限らず輸入フード全般に言える懸念なのですが、ティンバーウルフはメジャーなフードとは言えませんので、いい状態のコンテナで運ばれているのかとても気になります。
飼い主さんが安心できるようにそのへんの情報も公開してほしいですね。
原産国 | アメリカ |
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ライフステージ | 全ライフステージ |
原材料 | チキンミール、チキン、ヒヨコ豆、鶏脂肪、ヘリングミール、ホワイトフィッシュミール、 エンドウ豆、ビーツ(乾燥)、レンズ豆、チキンレバー(乾燥)、サーモン油、 ハーブ類(シナモン、ローズマリー、クミン、コリアンダー、ターメリック、フェンネルシード、 バジル、フェヌグリーク、ジンジャー、ペパーミント、タイム)、 ケルプ、サッカロマイセス・セレビシエ(出芽酵母)、野菜類(ニンジン、セロリ、ビーツ、 パセリ、レタス、クレソン、ホウレン草、トマト)、フラックスシード、スイートポテト(乾燥)、 アルファルファ(乾燥)、天然香料、ビタミン類(パントテン酸、ビタミンB12サプリメント、 ビタミンEサプリメント、リボフラビン、塩酸チアミン、塩酸ピリドキシン、葉酸、ビタミンA、 ナイアシン、ビオチン、ビタミンD3)、 ミネラル類(タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、タンパク質キレートマンガン、 タンパク質キレート銅、ヨウ素、コバルト)、 鶏卵(乾燥)、ホエイ(乾燥)、クランベリー(乾燥)、ブルーベリー(乾燥)、海塩、塩化コリン、塩化カリウム、 プレバイオティクス類(イヌリン、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖)、 メチオニン、ニンジン、タウリン、レシチン、Lカルニチン、ローズマリー抽出物、 プロバイオティクス類(ラクトバチルス・アシドフィルス菌、バチルス・サブチルス菌、 ビフィドバクテリウム・テルモフィルム菌、エンテロコッカス・フェシウム菌、ビフィドバクテリウム・スードロンガム菌)、ユッカシジゲラ |
成分 | タンパク質38%以上、脂質18%以上、繊維2.5%以下、灰分11.2%以下、水分9%以下、 オメガ6脂肪酸3.6%、オメガ3脂肪酸1.2% |
添加物 | 保存料に天然由来ビタミンEのみ使用 |
グレイン | フリー |
グルテン | フリー |
内容量 | 1.36kg、5.45kg、10.9kg |
エネルギー(100gあたり) | 446kcal |
価格 | 3,348円 [1.36kg ネット参考価格] |
単価(100g) | 246円 |
販売会社 | カラーズ 公式サイト |
※犬種別は僕自身はあまり意味が無いと思っているので、この表には取り入れていません。
