自宅で排便排尿をさせた方がいい4つの理由【トイレトレーニングの方法も詳細解説】

愛犬のトイレはどこでさせていますか?

室外犬は当然、外でそれも散歩の時にするのがほとんどでしょうけれど、室内犬でも外でないと排泄してくれないというワンちゃんはとても多いです。

成犬になってから自宅でトイレをするように変えるのは難しいですが、まだ子犬ならできるだけお家の中でウンチやオシッコができるようにトイレトレーニングをすることをおすすめします。

この記事では室内でトイレをすることのメリットとトレーニングの仕方について解説しています。

自宅でウンチ・オシッコをする習慣で得られる4つのメリット

これを読んでいる方の中には、散歩でトイレをしても自宅でトイレをしてもたいして差はないだろうと考える方もおられるかもしれませんが、これが意外に大きな差があるのです。

ウンチ・オシッコの状態を詳細に観察できて健康管理しやすい

散歩に行って愛犬がトイレをするときって草むらですることが多くないですか?

トイレを催すのって足の裏の感覚がけっこう大事で、たいていのワンちゃんは硬いアスファルトの上より柔らかい土の草むらですることが多いんです。

草むらでトイレをされるとウンチは片付ける際に量や固さなどをチェックはできますが、オシッコは回収不能で(アスファルトでも回収不能で水で流すくらいしかできませんよね)、その量や色をチェックすることはできません。

スムースに出ているかどうかも、しゃがんでよーく見ないと確認できません。

でも、これら排泄物の状態をチェックすることは愛犬の健康管理の上でとても大切なこと。

ウンチでさえ暗い時間に散歩させていたら、その色は確認できないです。わざわざ家に帰ってから確認する人もあまりいないでしょう。

血便で血が付いていても見逃すことになります。

それに対し、家のトイレで排泄させていれば、ウンチとオシッコの状態はいつでも確認が可能

ちょっとした変化にすぐ気づくことができ、病気を早期に発見することにつながります。

愛犬の健康管理のためには是非ともお家でトイレをさせるようにしつけましょう。

愛犬に排泄を我慢させることがない(我慢するのは便秘や膀胱炎のもと)

一般的に愛犬の散歩は1日に朝夕2回行っている方がほとんどだと思います。

ほとんどの場合それで問題はないのですが、愛犬はある程度は排泄を我慢しなければなりません。

散歩に行くときの愛犬の様子を思い出してみてください。

散歩を待ちかねたようにして、外へ出たとたんにニオイを嗅いでベストポジションを探し、すぐにオシッコをしたりしていませんか?

散歩が待ち遠しいのは楽しみだからだけでなく、「早くトイレをしたい!」というのも多分にあるもの。

いつもではなくても、日によっては我慢ギリギリ、膀胱がパンク寸前、なんてこともあるかもしれません。(人間だってありますもんね)

この排泄を我慢するというのは、体にとってけっしていいことではありません。

オシッコを我慢しすぎれば膀胱炎になりますし、ウンチを我慢しすぎると便秘の原因になります。

また、すでに膀胱炎などで頻尿の症状があっても、散歩まで我慢することで症状を見逃し、気づくのが遅れるリスクもあります。

時には、尿石症の原因になることさあります。

こんな犬は膀胱に結石ができやすい!尿石症になりやすい7つの要因

室内でトイレができるようにトレーニングしておけば、ワンちゃんは自分のしたい時に我慢することなくいつでもトイレができるのです。

頻尿があってもすぐに気づくことができるでしょう。

地域の人に排泄行為で不快感を与えない

街を歩くとワンちゃんがトイレをしている場面に遭遇することがよくありますが、最近はマナーのいい方ばかりでウンチをそのままにしていく方もほとんどいませんから、犬好きの方はなんとも思いませんよね。

でも、世の中は犬好きの方ばかりではありません。

犬が嫌いな方や苦手な方もいて、彼らからしたら道端で犬が排泄しているのはあまり気持ちのいいものではないでしょう。

マナーを守っている飼い主さんや愛犬に非はないですが、そういう方がいるのも事実。

室内でトイレをしていればそうこともありません。

天気の悪い日に散歩に行く必要がない

愛犬との朝夕2回の散歩は、飼い主さんにとってもちょっとした運動や気分転換、愛犬とのコミュニケーションになってメリットのあるものです。

とはいえ、大雨や大雪の日はさすがに大変。できれば行かずに済ましたいものですね。

でも、外でしかトイレができないワンちゃんだと、ずっと我慢させるわけにもいかないので、どんな悪天候でも散歩に行かざるをえません。

また、ワンちゃんが体調不良の時でさえ、トイレのために病気の体をおして外へ連れ出す必要があります。

これが家でトイレをする習慣があれば、悪天候でも体調不良でもわざわざ外へ行く必要がなくなるのです。

愛犬により自然に近いサイクルで生活させられる

犬は自然の中では、狩りをして(運動)、獲物をゲットし(食事)、排泄するというパターンが普通です。

食べることで胃が刺激されそれが結腸に伝わって便意を催すもの。

なので、食事前に散歩に行っても慣れるまでは便意を催しにくいですし、自然ではありません。

先に食事をしてから散歩に行くとまだましですが、ドッグフードを食べさせてから散歩に行くほうがいい?で書いたように吐きやすいなどのデメリットがありますし、自然なサイクルではありません。

自然なサイクルに合わせるのなら、散歩に行ってから、食事を与え、その後もよおした時にトイレをさせるのがベスト。

そのためには自宅でのトイレを身につけさせるのが最適なのです。

トイレトレーニングの方法

では、実際のトイレトレーニングの方法にうつりましょう。

できるだけ早く、まだトイレの場所が定まっていない段階、お家に来てすぐの頃から開始しましょう。

用意するもの

  • サークル
  • ペットシーツ
  • クレート
  • ご褒美のおやつ

サークルは天井の付いたものか、成犬になっても飛び越えられない高さのものを用意しましょう。

犬は食事や寝たりする場所にトイレをしない習性があります。

サークルにトイレのほか、食器を入れて留守番する時の生活の場として使っている方が多いですが、最初は、サークルは普段の生活の場ではなく、トイレの場所と割り切って使ったほうがいいです。

トレーニングではサークルの中に専用のトイレを置くのではなく、サークル内全面にシーツを敷いてどこに排泄してもいいようにします。

フードや水の食器はサークルから離して、寝床にはクレートを用意します。

そしてトイレに成功した時に与えるためのおやつをいつでも取り出せる場所に置いておきましょう。

Dr.ノブ

最終的に専用トイレ内でできるようになったら、サークル内にトイレと食器を入れて、留守番などで短時間なら過ごさせることができるでしょう。

まず環境を整える

トイレトレーニングが終わるまでは家の中を自由にさせず、リビングなど家族がいつもいる場所でワンちゃんが落ち着け、飼い主さんも子犬に目が届く範囲に限定して生活させましょう。

部屋の隅や窓のそばなど、ワンちゃんが落ち着いてトイレができそうな位置にサークルをセットします。

その周囲の床はフローリングなど硬い素材が理想です。

下が柔らかいとそこで催してトイレをしてしまう可能性があります。

絨毯や畳はトイレの失敗をしやすい場所なので注意しましょう。

クレートトレーニングも並行して行いましょう

寝床と食事をするスペース、トイレの場所を区別させるためと、クレートトレーニングについて書いた記事のように将来的なメリットを考えて、寝床としてクレートを用意しクレートトレーニングも並行して行いましょう。

具体的なトレーニングの手順

子犬のうちはトイレに行きたくなったらあちこちニオイを嗅ぎながらうろうろしだします。

そのタイミングを逃さないことが大切なので、いつも子犬のそばにいて観察し、トイレをしたそうになったらいつでもトレーニングできるようにします。

トイレトレーニングのやり方

手順1
トイレをしそうになったらサークル内に入れる

普段は部屋の中を自由にさせておきます。

床のニオイを嗅ぎながらうろつきだしたらトイレのサイン。

すかさずサークル内に入れましょう

手順2
タイミングよくご褒美を与える

サークル内でトイレをし始めたら、「お利口さんね」とまず言葉でご褒美を与え、トイレが終わった瞬間にご褒美のおやつを与えます。

トイレとサークル内とご褒美をうまく関連付けて覚えてくれると、自らサークル内でトイレをすることが期待できます。

注意しないといけないのは、トイレが終わってご褒美を与えるのに間があると、子犬はおやつがトイレのご褒美だとわかりません。終わってすぐに与えるのがコツ。

なので、いつでもおやつを取り出せるようにトイレのそばに常備しておくか、飼い主さん自身がいつも持ち歩くようにしましょう。

手順3
シーツの面積を減らす

そのままサークル内全体をトイレにしてもいいのですが、将来的に食器や専用のトイレを置いてしばらく中で過ごさせることを考えているのなら、シーツを敷く範囲を狭めていきます。

確実にシーツの上でできるようになったら、専用トイレに代えてそこをトイレとします。

手順4
自分でトイレに行けるようにする

サークル内でのトイレに慣れたら、トイレのサインがあった時、サークル内に入れてしまうのではなく、サークルのそばに降ろしてみましょう。

ちゃんと自分でサークル内に入ってトイレをするようなら、降ろす場所をどんどん離していきます。

催した時に自らサークル内に入るようになったらトイレトレーニングは完成です。

トレーニングの注意点

失敗しても叱らない

もし間に合わなくて失敗しても、けっして叱ったりはしないでください。

トイレのサインを見逃して、全然違う場所でしてしまっても叱ってはいけません。

昔からトイレを失敗したときは、トイレのところまで連れて行って、子犬の鼻先をトイレに押し付けて「トイレはここでしょ!」と叱るというやり方がありますが、こんなふうに叱っても子犬には理解できません。

それどころか、飼い主さんの見えるところでトイレをすることと、怒られることを関連付けてしまえば、飼い主さんの目の届かないところへ行ってこっそりトイレをするようになります。

また、トイレ(サークル内)で叱るとそこは子犬にとって嫌な場所になってしまいます。

トイレをしたそうなのになかなかしない時は少しフードを食べさせて運動させる

ウンチの場合、トイレのサインでサークル内に入れても、結局やめてしまうことがよくあります。

それでトイレじゃなかったのかと外に出して油断していると、しばらくして別の場所でウンチをしてしまったり。

したそうにしているのに出ないときは、少し食事を食べさせて腸を刺激し、遊んであげて軽い運動をさせて出やすくしてあげましょう。

再度、トイレのサインが出たらサークルに入れて待ちましょう。きっと出るはずです。

まとめ

お家でトイレをしてくれるようになると、愛犬の健康管理をしやすくなるのと飼い主さんの負担を減らすのと2つの意味でとても役に立ちます。

最初はなかなか大変ですが、ぜひともトライしてみてください。