愛犬がよろこぶウエットフードにデメリットはない?

ウェットタイプのドッグフードというのはしっとりした缶詰タイプのドッグフードのことです。

以前はドライフードを補完するようなフードでしたが、最近は主食としてウェットタイプを与えている飼い主さんが多くなりました。

この記事では、ウェットタイプのフードの基準やメリット・デメリットについて紹介します。

Dr.ノブ

最近は「人間用?」と見間違えるようなおいしそうなものまでありますね。
普段ドライフードを食べてる犬にとっては憧れのフードだ。

タロ

ウェットタイプのドッグフードの基準

ウエットフード

ウェットタイプのフードには、ドライフードと同様に「こうあるべき」というような厳密な基準があるわけではありません。

ドライフードとウェットフードの中間に半生タイプのフードがありますが、半生タイプとウェットタイプの境界はあいまいなものです。

ウェットタイプは名前の通り水分量が多いフードのことなのですが、その水分量は加熱滅菌が効果的な60%以上の水分を含むケースがほとんどのようです。

ウェットフードのメリット

まずはウェットフードがドライフードに比べて優れている点を見てみましょう。

ウェットフードのメリットには

  • 保存料などの添加物はほとんど使われない
  • 生に近い原料を使うのでおいしい
  • 飼い主においしいものを与えている満足感がある

などがあります。

滅菌密封されているので保存料などの添加物が不要

ウエットフードには保存料不要

ウェットタイプのドッグフードでは、缶 or パウチごと加熱滅菌されて密封状態なので開封するまで傷む心配がありません。

開封後はどんどん変質していきますが、基本的に1食に1缶 or 1パック使い切りか、せいぜい朝晩で使ってしまうので、保存料を使う必要が無いのです。

そのためウェットタイプのフードでは大半の製品で保存料などの添加物を使っていないのです。

Dr.ノブ

売れ筋の商品ではpH調整剤、着色料、増粘安定剤などが使用されていることは多いので、気になる人は無添加のフードを選びましょう。

ウェットフードは生に近い原料を使っているので嗜好性が高い

ウエットフードは生肉に近い

ウェットフードの場合、見た目に素材が何かわかるような調理の仕方をされているので、原料は生か生に近い状態のものが使用されています。

そのためニオイや味も素材の風味が強く残っていて、見た目にもおいしそうな仕上がりになっています。

実際にワンちゃんが食べている様子を見ても、ドライフードに比べると勢いが違うように思います。

近年のウェットフードは人が食べてもおいしく作られているといいますからね。

ワンちゃんだっておいしく感じているでしょう。

Dr.ノブ

ドライフードも最近は、人が食べるレベルの品質の原料を使ってとてもおいしく、ウェットフード並みにガツガツ食べてくれるものもあります。

ウェットフードを与える飼い主にも満足感

ウエットフードを喜んで食べる犬

ウェットタイプのドッグフードは見た目においしそうに見えますし、実際に愛犬の食べっぷりもいいので、与えた飼い主さんも満足が得られます。

ドライタイプのドッグフードにも”モグワン”のように食いつきのいい製品もありますが、パッと見たおいしい感じはウェットフードの方に分がありますからね。

そういう面でおいしい食事を与えることができたという満足感はドライフードよりも優れているといえます。

ウェットフードのデメリット

次にウェットフードがドライフードに比べて劣っている点を見てみましょう。

ウェットフードのデメリットとしては

  • 傷みやすい
  • 重くてかさばる
  • コストがかかる
  • 歯石がつきやすい
  • 汚れやすい

などが挙げられます。

ウェットフードは傷みやすく置きっぱなしにできない

ウエットフードは残ったら冷蔵庫に保存する

ウェットフードはいったん開けると、水分量が多く保存料も入っていないため、時間が経つとすぐに傷んできます。

余った分はすぐに冷蔵庫へ保管しましょう。

食器に入れた分は傷みに注意してやらないとお腹を壊す原因になります。

また、乾燥してくると風味や食感が変わってくるので、ワンちゃん自身が食べてくれなくなります。

そのため一度器に入れて食べ残したものは早めに処分することが鉄則。

ドライフードのようにしばらく置きっぱなしにしておくというわけにはいかないのです。

Dr.ノブのアドバイス

封をあけて使い切らなかったものはラップをしたりジップロックに入れて冷蔵庫にしまっておけば1日くらいは大丈夫ですが、風味を考えてできるだけその日のうちに消費するようにしましょう。
また、冷蔵庫で保管していたフードは冷たいので、与える際にレンジで少し温めてあげるとよく食べてくれます。

ウェットフードは重くかさばる

ウエットフードとドライフードの重さ

ウェットタイプのドッグフードは半分以上が水分なので、ドライタイプのドッグフードに比べるとかなりの重量があります。

また、1食分ずつの個包装なのでスペース的にも大きくなってしまいます。

ドライフードを2~3週分ストックしておくのは簡単ですが、ウェットタイプとなると買ってくるのも重くて大変だし、保存するのも広めのスペースが必要になります。

ウェットタイプを主食にするとコストが高くなる

コストがかかる

ウェットタイプのドッグフードを主食にするのは、小型犬だと許容範囲ですが、大きなワンちゃんになるとけっこうなコスト高になります。

安価なものもありますが、製品の信頼度・安心度が低くなるので考えものですね。

歯みがきをしてあげないと歯石がすぐに付いてくる

犬も歯磨き

ウェットタイプのドッグフードは噛んでも歯に力がかかることはありません。

ドライフードのように歯の表面の歯垢を削ぎ落として歯石がつきにくくなる作用は期待できないのです。

ウェットタイプのドッグフードを主食にしていると歯石はあっという間についてしまうので、予防のために歯ブラシをする習慣が必要です。

歯石予防にはドライフードがおすすめ!歯のケアは健康管理に重要です

犬用ガムを噛ませれば歯垢のクリーニング効果やウェットタイプでは得られない噛む欲求を満たしてあげることはできます。

しかし、歯石の予防効果としては直接歯をみがくのが何よりも効果的です。

ウェットタイプを食事のメインにするつもりなら、毎日歯みがきに励みましょう。

Dr.ノブのアドバイス

今はワンちゃん用のデンタルケア用品もいろいろありますので、かかりつけの動物病院の先生にブラッシングの方法とおすすめの製品を教えてもらいましょう。

ウェットフードは汚れやすいしゴミが出る

ウエットフードはゴミが多い

ウェットタイプのドッグフードは1食毎のパッケージなので、その都度パッケージのゴミが出てしまいます。

中身は水分量の多い、いわば生ゴミなので時間が経つとニオイの発生源になってしまいます。

またフード自体もドライフードに比べてニオイやすく、ワンちゃんが近くで食事をしているとニオイが気になるかもしれません。

食後もワンちゃんの口周りがフードで汚れやすく、ちゃんと拭いてやらないと体臭の原因になってしまいます。

Dr.ノブのアドバイス

口の先端部分や人の口角にあたる部分は皮膚炎のできやすい場所です。
フードが付いたりして湿った状態になっていると皮膚炎が起きやすくなります。
こまめに拭いて清潔にしてあげましょう。

まとめ

ウェットフードは嗜好性が高いというメリットがありますが、小型犬以外では主食にするのは経済的にも管理面でも大変です。

一般にはドライフードをメインにして、ご褒美やトッピング的に使うのが現実的でしょう。

ウェットフードを主食にするにしてもドライの補完食にするにしても、歯石の予防には注意を払ってあげてください。